データ分析の権威・須田鷹雄が週末の重賞レースをマル秘データで解析!
須田鷹雄
共同通信杯には分かりやすい法則がある。それは、「前走で格上の競走を走っていた馬ほど、高い確率で連に絡む」という法則である。平成以降の「前クラス別成績」を取ってみると、着度数連対率新...
オープンの壁とか重賞の壁という言葉がある。条件クラスがそれぞれ一定水準の馬だけで構成されているのに対し、オープンというのは理論上は実力青天井の世界である。それだけにオープン入りして...
AJC杯は登録頭数が少なかったようなので、今週は平安Sについて書いてみたい。平安Sといえば、昨年の馬連13万・馬単21万・3連複19万という大波乱が思い浮かぶ。別定だが実力馬が重い...
京成杯が2000mになった時には、これでクラシックに繋がるレースになるかと期待したものだが、今のところ残念ながらそうはなっていない。1600m時代も2着馬にニッポーテイオーがいたり...
ガーネットSは東京で開催されたり(2002年)、ハンデ戦になったり(2003年から)、いろいろ条件が変わったぶんデータ的には掴みづらいレースである。そこで今回は、一般論的なところも...
「荒れる金杯」という言葉があるように、中山金杯というのはどうも素直には収まってくれないレースである。その原因はいろいろあるが、本質的な力量差がないままハンデ戦として施行されることも...
有馬記念といえば、世代比較を欠かすことはできない。世代の強さと個々の強さは別々なものではあるが、世代間の構図を俯瞰しておくこと自体は、やはり無意味ではないだろう。そこで、まずは12...
フェアリーS・過去9回の結果を「前走着順別成績」という形で見ると、こうなる。勝率連対率前走1着[5-4-5-38]10.4%18.8%前走2〜5着[1-1-1-34]2.7%5.4...
昨年の朝日杯は、1〜3着馬が全て、前走1800m・2000mに出走していた馬だった。距離短縮で臨む馬というのはもともと朝日杯で活躍する傾向があり、昨年のこのレースは私のようなデータ...
真実は時として意外に近いところにあったりする……のかもしれない。阪神JFは2歳牝馬のG1ということもあって予想の手がかりが少ないレースだが、前走距離にはひとつの綺麗な傾向がある。前...
JCをデータで語ると無理が出るので、今回は別ネタでいきたい。JCダートも含めて、「出走外国馬のレベル・特徴を日本馬に例えるとどうなるか」という話である。事の始まりはオウタヒアで、日...
「難解な一戦」という言葉があり、まあたいていの場合馬券というのは難解なものなわけだが、それにしても今年のマイルCSは予想の付けづらいレースとなった。難しさのひとつの原因は「王様」が...
エリザベス女王杯は、スティルインラブ・アドマイヤグルーヴの両3歳馬が人気を集めそうな情勢である。その背景にあるのは4歳世代の不振だ。この世代は早期引退馬や早熟傾向にあった馬が多く、...
今週はG1の谷間、関東のメインはアルゼンチン共和国杯だ。同じG2でも毎日王冠あたりはその後のG1へ向けピリピリした感じがあるが、アルゼンチン共和国杯あたりはハンデ戦ということもあり...
天皇賞・秋といえば、1番人気が弱いことで有名なレースである。その原因について先日ある雑誌に原稿を書いたのだが、おおざっぱに言うと、「人気の方が間違っている」という結論になった。日本...
秋華賞ではスティルインラブが見事に牝馬三冠を達成した。と同時に、これまで鬼門とされてきた秋華賞で、サンデーサイレンス産駒がワンツーフィニィッシュ。また、3歳以上の芝G1では4着止ま...
毎日王冠でファインモーションが負けた直後にこの原稿を書いている。「人気がかぶり過ぎた時は黙って消し」という主義を持つ私は全く買っていなかったのだが、それにしても、想像以上の大敗だっ...
スプリンターズSはデュランダルが見事な追い込みを決めて優勝したが、馬券を買う側の論理だけで言うなら、「競馬は前から」が大原則である。特に、穴党は「逃げそう」というだけの理由でその馬...
私はふだん自分で買う馬券も公式に出す予想も、できるだけ穴寄りにしたいと思っている人間だが、穴寄りにしたくてもなかなかその術自体が無いということもある。スプリンターズSは、レースその...
セントライト記念はあまりの馬場の悪さに「2400mとしか思えないタイムの2200m」になってしまったが、今週のオールカマーはおそらく「普通の2200m」として実施できることだろう。...
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