岩手の怪物トウケイニセイの生産者・田中哲実が生産地の「今」をレポート!
田中哲実
昨年12月に県議会で50億円の融資が否決され、一気に危機的状況を迎えた岩手競馬。どうにか地元金融機関に返済を猶予してもらい、とりあえずの年内資金ショートだけは免れた。しかし、年が明...
先週に引き続き、福山競馬のアラブ補助金不正事件について書く。事件発覚後、数人のアラブ生産者に電話と面談による取材を行ったが、やはりそれぞれ市場におけるアラブ補助馬購買を巡って、不正...
地方競馬を巡る動きは「一難去ってまた一難」と表現するしかないほど実に目まぐるしい。先週の3日に岐阜県の梶原知事が一年間の条件付ながら笠松競馬の存続を正式に表明し、とりあえずの廃止は...
1月下旬、日高で軽種馬生産関連の2つの講習会が行われた。まず26日、静内町公民館では「生き残るための経営体のあり方と地域の取り組み」と題するシンポジウムが北海道日高支庁の主催で、ま...
先週に引き続き、笠松競馬のその後のことを書く。去る1月16日に、笠松・岐南両町長を含む笠松競馬の関係者6名が、北海道静内を訪れ、生産者ら13名と非公式に会談したことについては前回触...
それは一枚のFAXから始まった。1月15日、私あてに笠松競馬場のとある調教師から、同日付けの「中日新聞」に掲載された「笠松競馬・生産者と公益法人構想」と題する記事が送られてきた。そ...
昨年から今年にかけて、私たち生産者にとって大きな関心事となっているのが、中央競馬における「生産牧場賞」の減額である。まず、その金額を以下に紹介しておこう。括弧内はいずれも前年の数字...
大晦日12月31日、群馬県高崎競馬場のラスト開催日は、降雪に祟られ、第9レース以降が中止されるという何とも後味の悪い終わり方で幕切れとなった。第11レースには「高崎大賞典」(重賞)...
今年を象徴する漢字が「災」に決定したニュースを先日テレビで見て、本当にいろいろと災害に見舞われた一年だったことを改めて思い出した。競馬の世界でも、まさしく「災」の字がぴったりするほ...
前回に引き続き、岩手競馬のことを書く。12月15日の県議会本会議において、前回触れた「50億円融資案」は賛成7人、反対41人という圧倒的な大差で否決され、岩手県競馬組合は、再度対策...
しばらく笠松と北関東に目を奪われていたところ、ここへきて岩手競馬の危機的状況が俄かにクローズアップされるようになった。あまり適当な喩えではないが、タカサキとウツノミヤの二頭が馬群か...
毎年1月2日に行われる恒例の「浦河神社騎馬参拝」は、この欄でも以前取り上げさせてもらったが、来る平成17年元旦に実施予定のこの行事に少々問題が生じてきている。明治以来の伝統行事であ...
先週は久しぶりに数日間留守をした。地方競馬関連の集会が東京と笠松(岐阜県)で開催され、パネラーとして招かれていたので参加してきたのである。21日(日)は、東京で「ハルウララ奪還総決...
去る11月13日(土)、東京競馬11レース「京王杯2歳ステークス」(G2)を制覇したのは9番人気のスキップジャック。父メジロライアン、母ヒカリクリスタル(その父ラッキーソブリン)の...
11月15日(月)、浦河町総合文化会館にて、「馬産地日高!今、行動を起こす時」と題するシンポジウムが開催された。折からの悪天候の下、放牧していた馬たちを午前中のうちに早々に収容した...
先週この欄で取り上げた静内・北海道市場での「1歳馬展示会」(11月19日開催予定)の申し込み頭数がまとまったらしい。主催の日高軽種馬農協に問い合わせたところ約240頭の応募があった...
11月1日付けで次のような文書が送付されてきた。「1歳馬展示会・開催のご案内」というもの。送付先は日高軽種馬農協組合員各位。送り主は北海道市場(日高軽種馬農協・北海道市場事業部)で...
厳しい結果になるだろうと予測はしていたのだが、終わってみるとやはり本当に事態が刻々と深刻度を増しているのを実感した。「オータムセール」は、18日と19日に当歳馬、20日より22日ま...
毎年春と秋の二回、ここ浦河町では町民乗馬大会が開催される。「乗馬人口5000人の町」を目指し、かなり以前からこの町は乗馬普及に力を注いできた。やはり直接のきっかけになったのは、今を...
夏以降、相次ぐ廃止・撤退報道に揺れている各地の地方競馬。生産地にとっても死活問題という以外に表現しようのない由々しき事態である。そんな中、10月18日より22日にかけて、静内では今...
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