勢いは止まらない。電撃6F戦に活路を見いだした
ウリウリが、重賞2連勝でサ
マースプリントシリーズ制覇を狙う。栗東芝の1週前追い切りは、降雨の影響を考慮して6F85秒9-12秒2(馬なり)とサッと流す形に。「短期放牧を挟んで、レースの1カ月前に戻ってきた。雰囲気は変わらずいいと思う」と田代助手は仕上がりに胸を張った。
道悪で行われた前走の
CBC賞は着差以上の完勝だった。道中は後方に控えて、直線では馬場の悪いインを選択。伸びあぐねる他馬を尻目に鋭い決め脚を発揮した。「初の千二でちゃんと結果を出せたのは大きいね。短い距離の方が切れる脚を使えるみたい」。これで昨年の
京都牝馬Sに続く2度目の重賞Vを果たすとともに、
ディープインパクト産駒として初のス
プリント重賞タイトルを獲得。順風満帆な5歳牝馬に仕上げ人は目を細める。
現時点では
アイビスSD-
北九州記念を連勝中の
ベルカントがシリーズ王者に最も近い位置にいるが、ポイントの高いGIIのここでVを決めれば逆転優勝が可能だ。「今回は脚質的に開幕馬場がどうかだが、2走前(安土城S)にレコード勝ちをしている馬。時計勝負自体は問題ない。ここでいい走りをして、GIにつなげられたら」。夏の主役から秋の主役へ。季節またぎの一戦で存在感を示したい。
提供:デイリースポーツ