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最後の1冠はキタサンブラック! サブちゃんGI初制覇!/菊花賞

  • 2015年10月25日(日) 18時19分
 25日、京都競馬場で菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)が行われ、好位の内でレースを進めた北村宏司騎手騎乗の5番人気キタサンブラック(牡3、栗東・清水久詞厩舎)が、直線で内の馬群を抜けて先頭に立ち、ゴール前で差を詰めた2番人気リアルスティール(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)をクビ差振り切り優勝した。勝ちタイムは3分3秒9(良)。

 さらに1/2馬身差の3着に1番人気リアファル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)が入った。なお、3番人気サトノラーゼン(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)は5着に終わった。

 勝ったキタサンブラックは、父ブラックタイド母シュガーハートその父サクラバクシンオーという血統。血統面や日本ダービーを14着と惨敗したことから、前走のセントライト記念から距離を懸念され続けていたが、これを見事に覆す連勝で最後の1冠を手にした。また、本馬のオーナーで歌手の北島三郎さん(馬主名義は大野商事)にとってもこれが初めてのGI制覇となった。

【勝ち馬プロフィール】
キタサンブラック(牡3)
騎手:北村宏司
厩舎:栗東・清水久詞
父:ブラックタイド
母:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
馬主:大野商事
生産者:ヤナガワ牧場
通算成績:7戦5勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:15年セントライト記念(GII)

北村宏司騎手のコメント】
 本当に嬉しいです。(レースは)あまりポジションにはこだわらず柔軟に行こうと思いました。距離はどうかなと思いましたが、信じて乗りました。前半思ったより馬が我慢してくれたので、力を残して直線に向くことができて、最後まで頑張ってくれました。いつも応援して乗せていただいたオーナーに感謝したいと思います。

【北島三郎オーナーのコメント】
 皆さんありがとうございました。涙が出ました。レースは今まで全て関東でしたが、今日は地元の関西ですから勝つと思っていました(笑)。公約してましたから、歌うよ!(と、「まつり」のサビの部分を熱唱)

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