力強く春秋の
ビッグタイトルを獲得。「第138回
中山大障害・JGI」(芝4100m)は26日、中山10Rに14頭で争われ、春の
中山グランドJの覇者で2番人気の
アップトゥデイト(栗東・佐々木)が4分37秒9のタイムで障害重賞3勝目を飾った。2番手から運んだ1番人気
サナシオン(3着)の直後を追走。勝負どころで5番人気
エイコーンパス(2着)が加わって、直線は3頭の攻防に。
サナシオンを振り切ったところを
エイコーンパスが詰め寄ったが、半馬身差で振り切った。
サナシオンはさらに2馬身差のゴールで障害6戦目にして初黒星を喫した。
頂上決戦で真っ白な馬体が躍動した。
アップトゥデイトがジャンプ
グレード導入の99年以降では初となる同一年の春秋J・GI制覇を達成。道中は
サナシオンを徹底的にマーク。「ずっとあの馬のお尻を見ながら運びました。並んだら負けないと思っていた。本当に強い馬です」と林はうなずく。デビュー30年目の49歳は自身も16回目の挑戦でこのレースを初V。「これで引退が延びました」と笑みを浮かべる。「来年は阪神(ス
プリングジャンプ=3月12日)からスタートして、同じローテになるでしょう」。来年のハードル界も芦毛馬とベテランのコンビが主役を務める。
提供:デイリースポーツ