トライアル組とは別路線とあって、当然のことながら人気上位陣とは勝負づけがついていない。勝機はきっとある。
ミライヘノツバサが大舞台で羽ばたこうとしている。
追い切り翌日を休み、15日に厩舎回りの運動を行うのはいつものパターン。黒崎助手は「疲れがたまっているような感じもないし、順調です。いつものテンションで、ピリッとし過ぎず抑えられています」。心身ともに万全の状態で
皐月賞へ向かう。
ト
リッキーな中山での連勝が示す通り、最大の武器は立ち回りのうまさだ。父
ドリームジャーニーも中山では06年
朝日杯FS、09年
有馬記念など計3勝、連対率は5割超をマークしていたが、
ミライヘノツバサを含む産駒もまた、全15勝のうち7勝をこの舞台で挙げている。血統に裏打ちされた長所を、ここで存分に発揮したいところだ。
「馬場に入る時などはうるさいこともあるのですが、走りだしたら途端に乗りやすい。器用さは中山で生きると思います」と仕上げ人は意欲満々。本気で一発を狙っている。
提供:デイリースポーツ