スマートフォン版へ

ショウナンアデラなど、ヴィクトリアM厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2016年05月12日(木) 15時00分
 ヴィクトリアマイル(GI・芝1600m)に出走予定の各馬について、追い切り後の各陣営のコメント。

■一昨年の阪神JF(GI)優勝後、およそ1年5か月振りとなるショウナンアデラ(牝4・美浦・二ノ宮敬宇)について、二ノ宮調教師。
「小さい頃から非常に体質が弱く、骨のつくりも粗雑ということで、2歳時は理想的な調教をしないままレースを使っていました。阪神JF(GI)に勝った後、2回の骨折で休養をしていましたが、牛の初乳の成分が含まれるサプリメントなど、さまざまなサプリメントを与えたり、いろいろと考えて今年に入って早めに帰厩させて、坂路を中心に徐々に調教を進めていきました。

 以前と同様にいろいろな箇所に骨膜が出ましたけど、今のところ大きな骨膜や骨折は見られませんので、先週、そして今日(5/12)と蛯名騎手に乗ってもらいました。先週は非常に良い時計でしたし、今日はジョッキーの指示に終いどのくらい敏感に反応してくれるか感触を確かめてもらいました。先週よりは感触は良かったということで、最終追い切りとしては良かったですね。体はひと回り、あるいはふた回りくらい大きくなっています。以前は幅が薄く感じましたが、今は幅も出てきました。

 飛節が高い位置にある馬で、トモの送りが良くて、とてもバネのある駈歩をします。以前は普段もチャカチャカしていましたけど、最近はドッシリとして運動ができるようになり、精神的にも大人になったと感じます。故障の多い馬なので、レースの目標を立てていなかったのですが、この馬の今の状態、マイルの距離、場所を考えると、強いメンバーは揃いますが、ヴィクトリアMが1番良い選択だと思います」

カフェブリリアント(牝6・美浦・堀宣行)について、橋本調教助手。
「前走(阪神牝馬S・GII・4着)は口向きの難しさを少し見せていましたけど、許容範囲でした。中間は口向きの矯正につとめながら、調整をしています。ただ現状ではこれなら問題ないというベストの馬装は見つからず、いろいろ試しながらよりベターなものを選択しています。競馬では、今の精神状態に合った馬具をつけることになると思います。恐らくは右の片方のブリンカーで競馬に臨むことになるでしょう。

 前走前の調教では追いづらいくらいでしたが、今日は真っすぐ走れていましたし、だいぶ良くなっています。もう少しうまく折り合って脚をためられれば、もうひと伸びが違ってくると思いますので、そのあたりが引き続き鍵になるでしょう。去年は阪神牝馬Sに勝って良い状態でこのレースに向かえましたし、相手的にもやれそうな雰囲気でした。5着という結果でしたが、特殊な流れになりましたし、すごい脚で突き抜けた勝ち馬以外とはさほど差はないと感じました。

 今年は少し難しいところを見せていますし、レースでは相手も強化されて楽ではないと思います。ただ前走もメンバーが強かったですし、そういった中でもう少し頑張れば上位争いできそうなところを見せてくれましたので、それほど見劣りはしないと思います」

ウキヨノカゼ(牝6・美浦・菊沢隆徳)について、菊沢調教師。
「普段直前はあまりやりませんが、馬も立派な感じもしましたし、日曜日までまだ時間もありますので、今週(5/11)の追い切りはいつもより強めにやりました。馬の状態自体は良いと思います。東京のマイルで枠順や展開もありますし、後ろからのポジションになるかはわかりませんけど、しっかり走りきるような競馬になりそうですね。高速馬場にはなってほしくないです」

(取材・写真:佐々木祥恵)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す