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マリアライト久保田師「充実期を迎えている」/宝塚記念共同会見

  • 2016年06月22日(水) 17時00分
 宝塚記念(GI・芝2200m)に出走するマリアライト(牝5・美浦・久保田貴士)。管理する久保田調教師が共同記者会見に応じた。

(昨年エリザベス女王杯に優勝後、男馬相手にも互角のレースをしているが?)
「去年の秋から本当に力をつけて、今本当に充実期を迎えているという感じはしますね」

(晩成型で?)
「3歳時はクラシックを意識したこともあったのですが、体質的に間に合いませんでした。今こうして活躍しているのを見ていると、晩成型なのかなとは思いますね」

(前走の目黒記念の2着を振り返って)
「1コーナーの入りのところと、最後の直線も若干寄られるようなところもあって苦しい競馬だったとは思うのですが、女馬で56キロと重いハンデを背負って勝ちに行く競馬をして、最後は差し返す根性を見せてくれましたし、内容的には満足しています」

(今回の状態面は?)
「レース後は在厩で調整しているのですが、お陰様で目黒記念後の回復も早くて、こちらが思っていた以上にさらに馬が良くなっています」

(久保田調教師自身が騎乗することも?)
「はい。時々乗って感触を確かめていますけど、3歳の頃の背中と今の背中は別馬だというくらい変わっていますね」

(完成に近づいている?)
「完成期に来ていると思います。何の不安もなく馬を送り出せるというのが第一ですし、強い相手も多いですけれど、この馬自身も本当に充実した時期なので期待はしています」

(一番のセールスポイントは?)
「どんな相手でも大崩れすることなく走ってくれます。立ち回りも上手ですし、さほど不安なく見ていられるのがこの馬の良いところだと思います」

(阪神コースは、昨年のマーメイドSで2着になった時に経験しているが?)
「去年のマーメイドSの頃は関西に遠征するということや、それで体がどのくらい減るのだろうかなど、いろいろ試行錯誤していた時期でしたが、それも1年たって解消されました」

(強力なライバルが多いが?)
「それは最初からわかっていることですし、ここにぶつけてみてどんな走りをしてくれるか、楽しみは持っています」

(ぶつけてみて相手をなぎ倒すような競馬を?)
「それを一番期待しています。一発狙います」

(マリアライトが勝つと、牝馬の優勝は11年振りとなるが?)
「そうですか。歴代の名牝たちに肩を並べていけるような馬になってくれればと思っています」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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