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皇帝シンボリルドルフ、種牡馬引退

  • 2004年09月14日(火) 09時00分
 13日、クラシック3冠を含む7冠を達成し、現在門別・シンボリスタリオンステーションで繋養されているシンボリルドルフ(牡23、父パーソロン)が種牡馬を引退することになった。高齢と体力の低下のためで、昨年は12頭の種付けしかできず、脚部に故障を重ねている状況。今年はわずか3頭の種付けで、1頭も受胎しなかった。今年生まれた産駒が最後の世代となり、今後は現在繋養されているシンボリスタリオンステーションで余生を送ることになる。

 シンボリルドルフ父パーソロン母スイートルナ(その父スピードシンボリ)という血統。デビューから4連勝で弥生賞(G2)を制し初重賞制覇を飾ると、皐月賞日本ダービー菊花賞(全てG1)を無傷で制し、無敗の3冠を達成。ジャパンC(G1)ではカツラギエースの3着に敗れたものの、有馬記念(G1)ではカツラギエースミスターシービーらを下してレコード勝ちし、84年の年度代表馬に選ばれた。翌年も天皇賞・春ジャパンC有馬記念とG1・3勝を挙げ、2年連続年度代表馬に輝いた。翌86年のサンルイレイS(米G1)6着を最後に現役を引退。通算成績15戦13勝(海外1戦0勝)。オーナーは和田共弘氏で、美浦・野平祐二厩舎所属、全レースで岡部幸雄騎手が騎乗した。

 87年、当時としては史上最高額となる10億円のシンジケートを組まれ種牡馬入り。初年度から皐月賞日本ダービーとクラシック2冠ほかG1・4勝したトウカイテイオー(牡16)を輩出し、その後もキョウワホウセキ(牝15、4歳牝馬特別・東-G2)、アイルトンシンボリ(牡15、ステイヤーズS-G3)、ツルマルツヨシ(牡9、京都大賞典-G2)、ミスタールドルフ(牡14、ダービーグランプリ)などを輩出。母の父としてはアクティブバイオ(父オペラハウス日経賞-G2)、ブルーイレヴン(父サッカーボーイ関屋記念-G3)、アズマサンダース(父サンデーサイレンス桜花賞-G1・2着)などを出している。

 後継種牡馬としてはトウカイテイオーアイルトンシンボリなどがおり、トウカイテイオーからはトウカイポイント(マイルCS-G1)、ヤマニンシュクル(阪神ジュベナイルフィリーズ-G1)が出ており、シンボリルドルフから親子3代続けてG1制覇を達成している。

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