「
菊花賞・G1」(23日、京都)
ヴィブロスで
秋華賞を制し、JRA・G1・20勝目を飾った福永が、
レインボーラインで自身3度目の2週連続G1制覇を狙う。「いつも思った以上に頑張ってくれる馬。前走の
札幌記念(3着)は逃げ馬が勝つ展開で、前にいた
ヌーヴォレコルトを負かしたんだからね。いい経験になった。今回は3歳馬同士。いい意味で期待を裏切ってほしい」と20日、意気込む。
力が入るのには理由がある。当初、先週の
秋華賞は同じ浅見厩舎の管理馬で、
桜花賞3着の
アットザシーサイドで参戦するプランもあった。協議の結果、距離などの適性を考慮して自重。それもあって実現した
ヴィブロスとのコンビで、きっちり結果を残した。今週は、その浅見厩舎の馬で挑むG1。「コミュニケーションが深く取れている厩舎だしね。いい競馬をしたい思いは強い」と言い切る。
自身は3年前に
エピファネイアで、この一戦を制している。「あの時は1番人気だったしね。今回は当時よりも気楽な立場だけど、一発を狙いたい。距離はどうかなというのは正直あるけど、以前よりも対応できるようになっている。ロスなく運びたいね」。厩舎への熱い思いも手綱に込め、今週も福永が大舞台で輝く。
提供:デイリースポーツ