3日、川崎競馬場で行われた第16回JBCスプリント(GI・3歳上・ダ1400m・1着賞金6000万円)は、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気ダノンレジェンド(牡6、栗東・村山明厩舎)が逃げ切り勝ち。昨年1番人気で2着に敗れた悔しさを晴らし、悲願のGI制覇を成し遂げた。鞍上のデムーロ騎手が、胸の内を語った。

――嬉しいGI勝利、今のお気持ちを聞かせてください。

　初めて地方のGIを勝つことができました。本当にうれしいです。

――ウイニングランはいかがでしたか？

　この馬はすごく物見するから怖かったぁ(笑)。でも、たくさんの人が「ミルコ！ミルコ！」って呼んでくれてうれしかった。とってもうれしい。

――ダノンレジェンドの今日の状態はいかがでしたか？

　パドックで-11kgだったのを見て、ちょっと心配したけど、返し馬はいつも通り。ゲートの裏ではすごく落ち着いていたし、ゲートを出て1コーナーは曲がり切れないんじゃないかと思うのほどのスピードでした(笑)。とってもいい馬です。

――今日は最内枠。逃げたのは予定通りですか？

　そうですね。前走はコーリンベリーが隣りにいて、プレッシャーを掛けられて嫌がっていた。でも今回はプレッシャーもなく、自分のペースで行けた。よかったです。

――直線ではどのあたりで勝ったと思いましたか？

　もうずっといい手応えだったので。夕日が眩しくて、周りが全然見えなかった(笑)。この馬は左回りの方が上手。右回りもいいけど、左回りの方が得意です。

――去年の夏からのコンビですが、改めてダノンレジェンドの強さを教えて下さい。

　その前に改めて、馬主さん調教師さん、ありがとうございます。こんなにいい馬に乗せてもらって、何回負けてもチャンスをいただいて、すごくうれしいです。ダノンレジェンドは力もすごい、スピードもすごい。初GIですけど、重賞でいつもすごくがんばってる。

――海外という話もでているみたいですね。

　はい。前から「先生！韓国行きましょう！」って言ってました(笑)。力は本当にある。日本のブリーダーズCも勝ったし、次、がんばろう！

――最後にファンへのメッセージをお願いします。

　いつも応援ありがとうございます。すごく嬉しい。ありがとうございます！

(取材・写真：編集部)