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有馬記念・G1」(25日、中山)
最後にして最高の出来だ。今回がラストランになる
マリアライトは、追い切り翌日の22日、厩舎周りの運動で体をほぐした。担当の伊坂助手は「追ったあとの雰囲気はいいですよ。昨年よりも落ち着いているし、過去最高と言ってもいいくらい。馬自身がこれで最後だと分かっているようです」と目を細める。
枠は4着だった昨年と同じ8枠16番。「内でも前走のようなことがありますからね。外にはなったが気にしないです」と同助手はうなずく。前走の
エリザベス女王杯は内枠があだとなり、1角で進路が狭くなる不利を受けた。「極端な内よりは良かったと思っています」と納得の表情を見せた。
これまで
宝塚記念と
有馬記念を優勝した馬は13頭。同一年では9頭いるが、牝馬によるダブル制覇となれば史上初になる。
ドゥラメンテを破って頂点に立った
宝塚記念と同じ16番枠から、快挙達成に向けてまい進する。
提供:デイリースポーツ