◆金子オーナー
―
年度代表馬のこのブロンズ像の重みはどうですか。
「とても心地良い重みですね。嬉しいです」
―
ディープインパクトと共に過ごした1年は。
「充実というか、緊張というか、毎日、新聞を見るのが楽しみなような怖いような。まぁそれでも週に何回かくる池江先生からのメールや電話は、やはり楽しかったです」
―競馬ファンのみならず、日本中で有名な人となられたわけですが。
「競馬と関係ないところで握手を求められたりして、ちょっと恥ずかしいやら、照れくさいやらです。一番感動したのは、天皇陛下が「
ディープインパクトの三冠おめでとうございます」とおっしゃられました。皇后陛下からも同じようなお言葉をたまわり、“こんなこといいのかな”と思いました」
―今年のローテーションというのは気になるところですが、海外も視野に入れているのですか。
「池江先生と相談して、まずは天皇賞になると思います。夏にヨーロッパでいいところがあれば、単にレースのことではなく、遠征を研究などしながら、守りに入らずに行きたいなと思います」
◆池江調教師
―いろいろとご苦労があったとは思いますが、どんなことが思い出されますか。
「やはり夢のダービーを取らせてもらったことが、一番の嬉しいことですね」
―ダービーというのは、雲の上の存在とおっしゃられてましたものね。
「やっぱり、我々ホースマンの夢ですからね。そのダービーを取らせていただいたということで感無量であります」
―そして無敗の三冠です。
「そうですね、三冠を取らせていただいて、一生の思い出になると思います」
―
ディープインパクトの状態はいかがですか。
「状態はすごくいいですよ。これに恥じないように、また始めていきたいなと思います」
―どこを
ステップに使うかというのは、お考えですか。
「まず、春はオーナーと馬と相談して、天皇賞になるのかなと思います」
◆
武豊騎手―ダービーでは、
ハイセイコーを上回る単勝支持率でしたが。どんな気持ちでしたか。
「ファンの皆様の期待と、スタッフの努力を痛感していたので、人生で1番プレッシャーを感じました」
―
武豊騎手でもですか。
「僕は心臓が小さいので、本当なら逃げ出したかったですが、こんなプレッシャーを感じれるのは、僕だけなので、大変名誉なことだと思います」
―
ディープインパクトとコンビを組んでどんなことを感じますか。
「歴史的な名馬と出会えましたので、主戦を務めることができて、幸せだと思います」
―世界に通用する馬ですよね。
「そうですね、これからも頑張ります」