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カデナ福永騎手「高いポテンシャルを感じています」/皐月賞共同会見

  • 2017年04月12日(水) 19時01分
カデナに騎乗予定の福永祐一騎手

――3戦目から騎乗していますが、振り返っていただけますか?
福永 東京で初めて乗せてもらったとき、窮屈なところがあって追い出しが遅れましたが非常にいい走りをしてくれました。高い素質を感じました。次に重賞に挑戦するにあたっては十分チャンスはあるな、と思いました。

――次走の京都2歳Sはいかがでしたか?
福永 少頭数の中、折り合いに気をつけなければいけませんでした。スタートしてからの位置取りがカギになるな、と思っていたんですが。道中、だいたいイメージどおりの流れになって、相手とみていた馬の真後ろを取れて、折り合いに専念するだけでいい状況ができました。最後は期待していたとおり、いい脚を使ってくれました。まだまだ課題はありますが、その中で重賞を勝ってくれたのでクラシックシーズンが楽しみになりました。

――そして、弥生賞を迎えました。
福永 競馬で口向きというか、抑えると嫌がるそぶりをみせていたので、そういった面を解消したいと考えていました。馬に慣れてもらう意味もあって、僕は調教から参加させてもらったんですが、調教ではそういった面は出さないようになっていました。正直、調教の段階では目一杯仕上げてはいなくて体に余裕があるなと思っていたんですが、競馬で跨ったときには動ける態勢になっていましたね。自分で体をつくるタイプなのかな、と思いました。

 レースは予想どおりのスローペース。その中でどうやって我慢して最後の末脚を使えるのかをテーマに掲げていましたが、しっかり我慢が効いて、最後はいい末脚を使ってくれました。このように先を見据えた状態で勝てたというのは、改めて高いポテンシャルを感じました。

――この馬の最大の武器は末脚ですか?
福永 そうですね。軽くて鋭い末脚がありますね。

――そして今回は中山2000m。コース経験がありますが、相手は変わります。
福永 そうですね、頭数も増えるし、ぺ―スもタフになるでしょう。今まで経験していない厳しいレースになると思いますけど、そういった中でどういう走りができるか、だと思います。コンディションについては、一度使われたことで素軽くなってすごくいい動きをみせています。予定していた調教メニューを順調にこなしていますし、非常にいいコンディションでレースを迎えられると思います。楽しみです。

――追い切りについては、いかがですか?
福永 先週、強い負荷をかけました。今週は馬なりから強めくらい。今日は馬場コンディションが悪かったのですが、タイム、動きともにいい追い切りが出来たと思います。

――上積みは?
福永 あると思います。

――福永騎手は怪我から復帰した直後に弥生賞で重賞を制していますね。
福永 オーナーからもケガした直後に「仮に弥生賞が間に合わなかったとしても、本番はお前で行くから」と声をかけていただきました。幸い、リハビリの後、間に合うことが出来まして弥生賞を勝たせていただきましたけれども、そういった思いを以前から持って下さっているオーナーなので、やはりこのチームで大きいタイトルを獲りたいなという思いは非常に強くあります。

――ポイントになるのは天候?枠順?
福永 ああいう軽い走りをする馬なので重馬場よりは良馬場のほうがいいのは間違いないです。でも、与えられた条件下で走るのが競馬。カデナに賭ける期待も大きいですし、どんな状況になっても走れる馬に育って欲しいと思いますし、そういう馬になる器だと思っています。どんなかたちになってもキッチリ結果を出せるように一緒に力をつけて頑張っていければな、と思っています。

――相手関係は?
福永 未対戦の馬が多いですし、成長過程にある時期の馬たちのレースですからなかなか読みづらいところもありますが、今の段階では相手どうのというよりも、カデナがどういった走りをみせてくれるのか、という楽しみのほうが大きいです。それを体感できるのは自分だけなので。春の大目標はダービーですが、ここでもどんな走りをしてくれるのか楽しみです。

 スタートが課題の馬ではありますが、中間は練習もしていますのでね。そういった成果がどう出るか。まだまだ先がある馬ですから、その過程のGIの一戦ではありますが、GIなので結果も求められると思いますので、うまくバランスを取りながらいいレースができるように頑張りたいと思います。

――最後に抱負を。
福永 順調にこれているのが何よりです。馬の精神状態も落ち着いていますし、厩舎スタッフともコミュニケーションが取れて、いい雰囲気の中で調整が出来ています。あとは競馬で結果を出していくだけ。どんな走りをするのか、僕自身も楽しみにしてますし、人気を背負う1頭だと思うのでそれに恥じない競馬ができるよう頑張りたいと思います。


カデナを管理する中竹和也調教師

――前走の弥生賞を振り返ってください。
中竹 1、2コーナーを回る時にかなりスローペースで厳しい戦いだなと思っていましたが、強い勝ち方をしてくれて安心しました。見るからに仕上げが甘かったかな、というのが正直なところでしたが、馬場に行ったら雰囲気が変わりました。それで結果を出してくれたのは嬉しい誤算でした。

――この中間の調整過程は?
中竹 中間は大山ヒルズに放牧に行きました。あちらでも緩めずに乗ってもらいました。

――この馬のいいところは?
中竹 瞬発力が一番の武器かなと思いますが、パワーも兼ね備えていて上腕もしっかりしています。

――以前、京都2歳Sの頃に「車に例えるとタイヤが凄くてボディが軽い、スーパーカーみたいだ」と話されていましたが、現在はいかがですか?
中竹 そうですね。今度は上(ボディ)のほうがだいぶ発達してきました。上と下のバランスは整ってきました。

――さて、先週の追い切りはいかがでしたか?
中竹 先週はしっかり負荷をかけたいということで調教駆けするオープン馬を先行させるかたちの併せ馬を行いました。最後までしっかり併せて追い切りました。

――今朝の最終追い切りは坂路で単走で追い切りました。
中竹 乗る前に(福永)祐一くんに反応が悪かったら最後追って欲しいと言いましたが、実際追わなかったのでね。反応はよかったのだと思います。

――舞台は前走と同じ中山2000mですが、頭数は増えますね。ペースや相手関係も変わります。
中竹 頭数が増えるところについては、祐一君が捌くのがちょっと大変なのかな、と思います。ペースや相手については、カデナをしっかり仕上げることに専念し、他の馬のことはあまり考えないようにしています。

――先ほど、福永騎手もこのチームで勝ちたいと話していました。
中竹 中間も熱心に乗ってくれました。カデナに限らず、うちのスタッフとコミュニケーションをすごくよく取ってくれまして一体感を感じています。

――牡馬クラシックについては?
中竹 クラシックに限らず、どのレースもいつも勝ちにいってるつもりですが、特に欲しいタイトルですね。

――ダービーも見据えてという話ですが、現状のカデナの状態は?
中竹 最終的に完成形になるのは秋になるかなと思います。まだこれから良くなるでしょうし、日に日に成長しているのを実感しています。これから先、どんどん良くなっていくとは思いますが、今のカデナとしては大変満足のいく状態です。

――道悪は?
中竹 腕の発達した馬なのでスピードだけでなくパワーも兼ね備えています。今朝の馬場の悪い坂路でも脚を取られることなく上がってきたので、こなしてくれると思います。

――最後にひとこと。
中竹 カデナの最大の魅力は瞬発力だと思います。中山の直線で弾けるカデナの姿に声援を送ってください。

(取材・写真:花岡貴子)

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