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アエロリット菊沢師「牡馬に負けない強気な気性」/NHKマイルC共同会見

  • 2017年05月03日(水) 18時30分
 桜花賞(GI)5着からNHKマイルC(GI・芝1600m)に挑むアエロリット(牝3・美浦・菊沢隆徳)。管理する菊沢調教師の共同記者会見が行われた。

(菊沢師自ら騎乗した坂路での最終追い切りについて)
「まず北馬場で角馬場とトラックを半周して、十分落ち着かせてウォーミングアップしました。身体面や気合面はできている感じでしたので、調整程度で終い気持ち良く走らせるのを主眼に騎乗しました」

(4ハロン53秒5で、最後の1ハロンが12秒1というタイムに関しては?)
「十分良い動きでしたし、その時計でも余裕の動きでした。坂を上り切ってから厩舎に帰るまでも、息は全く乱れていなかったので十分かなと思います」

(桜花賞時との比較は?)
「1度天栄に放牧に出て、ケアをして、乗り込んでもらいました。帰ってきてから、体的な部分でシャープな感じが受け取れました。桜花賞の疲れも取れていましたし、気合面でも十分今週の競馬で戦えるのではないかなという状態ですね」

(後方から追い込んで5着だった桜花賞を振り返って)
「なかなかタフな馬場条件でしたし、GIですから競馬もタフでした。この馬自身、初めて阪神に長距離輸送をして競馬ということで、心配な面もたくさんありました。結果は5着でしたけど十分に中身のある競馬ができたのではないかと思います」

(収穫が多かった?)
「今まで右回りを何戦かして、先行して終い少し甘くなって差されるという競馬をしていました。桜花賞ではポジションはこだわっていなかったのですが、結果的には後ろからの競馬で、道中折り合いもついていました。伸びてくるかなという不安な気持ちもありましたが、最後まで伸びてきて上位争いに加わっていましたので、すごいなと思いました」

(オークスではなく、このレースに参戦を決めた経緯は?)
「まずは桜花賞での馬体の疲労度をチェックしました。その後次走ということで、この馬の血統、この馬の気性、走りなどを考慮し、オーナーサイドと相談してNHKマイルとなりました」

(東京マイルの舞台は?)
「東京でデビューしていますし、クイーンCでも2着でした。左回りで広々としていますので、今のアエロリットにはとても適性のある馬場ではないかと思っています」

(今回は牡馬とのレースだが?)
「そればかりはやってみないとわからないですけど、クイーンCでも速い時計でも走っていますし、牡馬に負けないくらいの強気な気性をしていますので、あまりこだわっておりません」

(好走のポイントは?)
「まずは落ち着いて返し馬をして、スムーズにゲートを出て、折り合いがついて、直線スムーズにさばければという感じだと思います」

(この馬の長所は?)
「牝馬ですけど雄大な馬体をしていますし、なおかつパワーもあります。とても前向きで、競走馬として優れた気性をしていると思います」

(最後にメッセージを)
「デビュー戦しか勝っていないですけど、善戦して頑張ってくれるアエロリットなので、是非応援してください。よろしくお願いします」

(取材・写真:佐々木祥恵)

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