「ベルモントS・米G1」(日本時間11日、ベルモントパーク)
日本馬初の米クラシックVが期待された
エピカリスが日本時間10日夜、主催者獣医師の馬体検査により右前肢ハ行で出走取消となった。
同馬はUAEダービー頭差2着の実績を引っ提げて2日にアメリカに乗り込んだが、ダートで5F66秒03の最終追い切りを行った7日の午後に右前脚の歩様に違和感を覚え、蹄のケアを行うとともに消炎剤を投与したことが所属するキャロットクラブのホームページで明かされていた。
9日には
萩原清調教師が「現段階では競馬へ向けて力を出せる状態と判断しています」と話していたが、レース約9時間前に無念の出走取消となった。なお、取消直前まで
エピカリスはJRAの単勝オッズで2倍台の1番人気に推されていた。
同レースは08年に
カジノドライヴが前哨戦のピーターパンS・米G2を圧勝して本番Vへの期待を膨らませたが、挫石により出走を取りやめている。またしても日本馬には無念の結果となった。
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萩原清調教師「前脚の炎症は決して深刻な問題ではなく、ほぼ出走できる状態でしたが時間が足りませんでした。出走に向けて厩舎チームはベストを尽くしてくれました。ファンの皆様には大変申し訳ございませんが、本日出走できないという事実に向き合わないといけません。厩舎スタッフや現地の獣医師など精一杯努力してくれたことに大変感謝しています。帰国後はできる限り早くファンの皆様に元気な姿を競馬場でお見せできればと思います」
提供:デイリースポーツ