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【セントウルS】ファインニードル重賞初V 前走5着のリベンジ!ミルコ満面笑み

デイリースポーツ
  • 2017年09月11日(月) 06時00分
 「セントウルS・G2」(10日、阪神)

 待望のタイトル奪取だ。1番人気のファインニードルが、好位から力強く抜け出して重賞初制覇。秋の大舞台へとつながる1勝を手にした。なお、2着に入った6番人気のラインミーティアがサマースプリントシリーズ王者に。サマージョッキーズシリーズは北村友が制した。

 小倉のうっぷんを、見事に仁川で晴らした。1番人気のファインニードルが重賞初制覇。サマースプリントシリーズ王者の座は譲ったが、待望のタイトルをつかんだ。

 3戦連続で手綱を取ったM・デムーロは「3走前がすごくいい勝ち方で、前走の小倉も自信を持って乗ったけど、悔しかった。(きょうは)だいぶ良くなっていたし、いい脚を使ってくれた」と満面の笑みを浮かべた。

 発馬後は一瞬ハナを奪う勢いだった。「タイミングが良くなかったけど、2完歩目が速かった。賢いね」と鞍上が振り返るように、フィドゥーシア、さらにはラヴァーズポイントを行かせて3番手を確保。手応え十分に直線へ向くと、インに進路を取って残り200メートルからラストスパート。一気に抜け出して1分7秒5の勝ち時計を刻んだ。

 “100%に近い状態”で陣営が胸を張って送り出した前走の北九州記念。直線で前が詰まり、脚を余した消化不良の5着だった。絶好の出来を維持して中2週で臨んだ今回は、そのモヤモヤをターフ上で爆発させた。

 今後は未定だが、この勝利で優先出走権を得たスプリンターズS(10月1日・中山)への可能性がグッと広がった。「時計も速いし、やっぱり強い。スピードとスタミナがあるし、次も楽しみ」とM・デムーロ。“重賞ウイナー”の称号を手にし、脂の乗ってきた4歳馬が、新涼の仁川からスプリント戦線を熱くする。

提供:デイリースポーツ

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