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GI前哨戦、求められるのは上がりの速さ/京都大賞典展望

  • 2017年10月03日(火) 08時01分
 秋の天皇賞、あるいはジャパンCへの前哨戦。一昔前はガチガチのレースの代表格と言われたものだが、最近は人気馬がかつてほど頼りにならないレースになっている。芝の状態が良好で上がりが速すぎるために、底力が問われるようなレースにならないことが主な原因だと思われる。

1.高速上がりに対応できるか

 ペースが上がりにくいコース形態で、頭数も落ち着くのが通例だ。加えて秋の京都の開幕週の絶好馬場と来れば、レース上がりがとことん速くなって当たり前。2013年から4年連続で勝ち馬は上がり34秒0以下のタイムをマークしている。

2.キングカメハメハ産駒が強い

 このコースで行われる重賞としては他に日経新春杯もあるが、これと京都大賞典で圧倒的な好成績を残しているのが、計7勝のキングカメハメハ産駒。このコースにおいては、スタミナではなく上がり性能が問われることを如実に示すデータだろう。

3.若い馬が中心、ベテランは苦戦

 4歳馬と5歳馬以外は、ほとんど勝ち負けに絡めていない。コース実績がある高齢馬が人気になることがしばしばあるが、連覇を狙ったヒットザターゲット(2014年)、ラブリーデイ(2016年)がいずれも6歳時は敗れているように、このレースではベテランのリピーター狙いは得策ではない。


 注目は4歳のキングカメハメハ産駒ミッキーロケット。同コースの日経新春杯は先行策で勝ったものの、元々は出遅れ癖のある馬で、それをカバーしてきた脚の持ち主。昨年の神戸新聞杯サトノダイヤモンドとタイム差なしの2着があるように、ゆったり流れに乗れる芝2400m戦をもっとも得意としている。大阪杯で7着、宝塚記念で6着と、春のGIでは結果が出なかったが、メンバー中唯一の伸び盛りの4歳馬。トップクラスと勝負した経験がここで活きてくるはず。

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