来年4月に入学する
JRA競馬学校騎手課程の合格者が20日、発表された。合格者7人のうち唯一の女性合格者となった
永島まなみさんの父は園田・姫路競馬の
永島太郎騎手(43歳)。通算1951勝(10月19日時点)を挙げ、現役生活27年目を迎える。テン乗りの馬で重賞制覇を果たすなど重賞20勝。関係者からも信頼を集めている。
愛娘の吉報が届いたこの日も1R、3R、4Rと騎乗機会3連勝中。
園田競馬場で多くの関係者やマスコミから競馬学校合格の祝福を受けた
永島太郎騎手は、頬を緩ませこう話した。
「とりあえず合格できましたが、まだ騎手になったわけではありません。まずは騎手になれるよう教官の教えをしっかりと聞いて、夢に向かって頑張ってほしいですね」
勝負の世界の厳しさを知る父だからこそのエールだろう。まなみさんは三姉妹の次女で、2015年にはジョッキーベイビーズ関西地区予選にも出場するなど騎手への思いを抱いてきた。
競争率の高い競馬学校の試験を突破し、夢に向かう道の切符を手にしたばかり。14歳の少女のこれからの健闘を祈りたい。
(取材・文・写真:大恵陽子)