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【天皇賞・秋】キタサンブラック陣営「馬は競馬が近いのを理解している」/ねぇさんのトレセン密着

  • 2017年10月27日(金) 13時50分
 台風22号、いったいどうなってしまうんでしょうね。今週はずいぶんトレセンの皆さんとこの季節外れの台風の行方を占ったものです。

 今週の馬場がどうなるのかはもちろんですが、道悪の競馬が続くことで馬場が傷むことについての懸念とか、極悪馬場を走った場合のメンタル面のダメージとか。競馬の影響ってその馬の一生に関わるから、その週の問題だけではないんですよね。ほんと、極端な天候にならないことを祈ります。

 あと3戦で引退が決まっているキタサンブラック陣営とも、やはりお天気の話になりました。

 担当の辻田厩務員は「もちろん良い馬場のほうがいいけれど、道悪になっても他の馬が苦にするならその分いいかも」と言いながら、やはり道悪歓迎とはいかないようでした。

「あと3戦、最後までブラックらしい、いい競馬をして欲しいですからね」

 ほんとに、そのとおり。清水師も「このままで終わらせたくない」と力強く話していました。枠も真ん中より内に入ったことですし、この馬らしい先行力と粘り腰を見せて欲しいです。

 27日金曜の朝、キタサンブラックは調教パートナーの黒岩騎手騎乗により坂路を1本駆け上がったあと、ゲートに入っています。

「ゲートは後ろから出す程度の確認作業ですが、レースの前にはいつも行っています」(辻田厩務員)

 そういったレース前のパターンがわかっているからなのか、それ以外のことでなのかは不明ですが、キタサンブラックは自分がもうすぐレースで走ることを理解している態度なのだそうです。

「今朝も黒岩くんと『どうして自分が競馬が近いことがわかるんだろうね』と話していたんですよ」

 賢い馬は自らレースが近いことを理解して、体をつくるといいます。キタサンブラックも然り。押し寄せる報道陣の姿や追い切りの加減、そして最後のゲート確認からレースを察知するのかな、と感じました。

 そして、そういう馬ほど自身の勝ち負けを気にするといいます。それなら尚更、キタサンブラック自身も“今度は負けない”と思っているのではないでしょうか。

(取材・写真:花岡貴子)

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