先週、以前に当欄で紹介したラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎)がアルテミスSを勝って重賞制覇。今年が初年度産駒となるオルフェーヴルが2頭目の重賞ウイナーを送り出したことになる。札幌2歳Sを制したロックディスタウン(美浦・二ノ宮敬宇厩舎)も牝馬だという点は興味深い。
同じく今年が初年度産駒のロードカナロアはステルヴィオ(美浦・木村哲也厩舎)、ダノンスマッシュ(栗東・安田隆行厩舎)とオープン特別を勝った2頭が牡馬。このあたり、種牡馬によって性別で成績差があるところはなかなか興味深い。
【11月3日(祝・金) 京都芝1600m】
◆ドラグーンシチー(牡、父ロードカナロア、母メイショウアンデス、栗東・北出成人厩舎)
きょうだいはJRAで勝ち鞍を挙げていないが、父は今年が初年度産駒となるロードカナロア。その勝ち上がり率は相当なものだが、総じて素直な気性でありながら、しっかりとスピードがある動きを見せる特徴がある。本馬に関しても、走るロードカナロアに見られる特徴が随所にある。
担当する竹邑厩務員は「同じブロックに安田隆行厩舎があるので、ロードカナロアは現役時代によく見ていました。だから分かるんだけど、よく似ていますよ」と入厩当初から評価。10月18日の栗東坂路では4F52.9秒、1F12.4秒と動いたが...