「みやこS・G3」(5日、京都)
JRA重賞初制覇に向け、
エピカリスが1日、美浦Wで最終リハを行った。パートナーに半馬身遅れたものの、好時計を記録して仕上がりの良さをアピール。1番人気に支持されながらも3着に敗れた
レパードSの雪辱を果たす。
攻めの姿勢を貫いた。前走
レパードSで3着に敗れた
エピカリスが、美浦Wで意欲的な追い切りを行った。6Fから
エルズミーア(6歳1600万下)を3馬身追い掛ける形でスタート。ラスト1Fで馬体を合わせ、最後は半馬身遅れたものの、一杯に追って6F80秒7-38秒1-12秒6の好時計を記録した。
萩原師は「予定通りの追い切りができたし、動きも良かった」とケイコ内容に満足する。今回は3カ月の休養明け。「夏を越しても大きな変化はなく、状態面も変わりはない」と、力を出せる出来にあることを強調した。
レパードSは好位で競馬をしたものの、直線で行き場を失い、まともに追えたのはラスト100メートルのみ。不完全燃焼の競馬だった。師は「いろいろな要素が重なってしまった」とレースを振り返り、「この馬自身はしっかり動いていた」とうなずく。そもそもアメリカ遠征からの帰国初戦。力負けとは思っていない。
みやこSは若い馬が活躍。新設された10年から過去7年で、連対率1位は4歳馬の27・6%で、2位は3歳馬の25%。3位6歳馬6・3%、4位5歳馬4・8%を大きく離している。今回は4歳馬が不在となれば、3歳馬の筆頭格としてがぜん注目が集まる。「古馬と初対戦で力関係が鍵となるが、どんなレースをしてくれるか期待したい」とトレーナーは意欲。ここでJRA重賞初制覇を決め、さらなる高みへと向かいたい。
提供:デイリースポーツ