長期休み明け、栗東への転厩初戦という厳しい状況の
菊花賞は12着だった
ブレスジャーニー(栗東・
佐々木晶三厩舎)。連勝はストップしたが、それ以上に「極悪馬場のダメージが想像以上に少なかったので、それがなにより」と
佐々木晶三調教師。
前走後は
チャレンジカップ(12月2日・阪神芝2000m)に向けて順調に追い切りを消化。今朝29日はこのところ追い切りに跨っている
中井裕二騎手(レースは
柴田善臣騎手)でCWコースでの併せ馬を行っている。
ライトブリンガーが先行して、それを4馬身ほど後ろから追走。道中の走りっぷりはもともと素晴らしいものがあったが、一度レースを使ってからは力みが抜けた。その分、最後の直線での伸びは豪快で、さすが重賞2勝馬と思わせてくれる走り。
併せ馬で先着したのはもちろん、時計は6F82.1〜5F66.7〜4F51.6〜3F37.9〜1F12.2秒。申し分ない最終追いだけに、あとはレースでどんな走りを見せてくれるか。ここは大きな期待をしてみたいところ。
(取材・写真:井内利彰)