中日新聞杯は昨年まで春に行われていたが、2000年〜2011年までは暮れの開催に行われていたので、冬の風物詩としてこの時期のほうがしっくり来る人も多いかもしれない。改修前の中京で最後に行われた2009年には、のちに
宝塚記念を勝つ
アーネストリーが初重賞制覇を飾っている。
1.スローになりやすい
改修でスタンド前の直線が長くなって以降、中京芝2000mはスローペースになりやすいコースになった。早めにマクリが入る小倉や福島とは対照的で、コースの質としては新潟芝2000mに近い。
2.コース相性では
キングカメハメハ産駒 こと
中日新聞杯に限れば
ディープインパクト産駒が3連勝中だが、中京芝2000mは基本的に
キングカメハメハ産駒が強い。2014年以降の勝率が17.8%、連対率27.1%で、
ディープインパクト産駒の8.0%、20.6%を大きく上回っている。
3.距離短縮組が優位
春に行われていた時期のデータなので、参考程度ではあるが、コース改装後の5年間で距離短縮組が3勝を挙げている。昨年は
日経新春杯から臨んだ
サトノノブレスが勝って、一昨年は
AJCCから臨んだ
ディサイファが勝利。
注目は
マキシマムドパリ。前走の
エリザベス女王杯は見せ場たっぷりの4着。先週の
チャレンジCは特別登録のみにとどめて、斤量を背負わされることを覚悟でハンデ戦のここに回ってきたのは、このコースに自信があるからだろう。実際今年の1月には当コースで
愛知杯を勝っており、この舞台なら牡馬相手でも一歩も譲れない。