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【阪神JF】サヤカチャン軽視禁物 ド根性娘が2歳女王へ!

デイリースポーツ
  • 2017年12月06日(水) 09時00分
 「阪神JF・G1」(10日、阪神)

 重賞勝ち馬が3頭。良血馬も含めレベルの高い2歳牝馬のG1戦で、注目は前走がアルテミスSだった馬たちだ。昨年のリスグラシューも含め“アルテミスS組”は現在3年連続で連対中。今年は13番人気で2着に好走したサヤカチャンに、本番での期待がかかる。

 前走のアルテミスS(10月28日・東京)で、13番人気ながら2着に入って波乱を演出したサヤカチャン。14年レッツゴードンキ、15年メジャーエンブレムと、アルテミスS2着馬は、本番でも連対しており、軽視はできない存在だ。

 5日、中間の様子を田所師が伝える。「前走後は相当疲れがあったけど、ここのところピッチを上げてきているし、状態は変わらず来ているよ」。その前走、アルテミスSはハナを切って進めるレース運び。直線に向いて逃げ込みを図り、勝ち馬にかわされた後も、最後まで粘り強い走りを披露した。「少し突つかれたところもあったけど、ゴール前はしぶとく粘ってくれた」と、府中のマイル戦で見せた勝負根性に目を細める。

 1週前には栗東CWを単走。一杯に追われ、6F83秒2-39秒8-12秒8をマーク。担当の杉山助手は「最後までモタれず走っていた」と及第点の評価を口にする。

 初勝利は4戦目だったが、負けた3戦のうち、2戦の勝ち馬は次戦で500万下条件も勝ち上がった。また、初Vで下した2着馬も、先月の秋明菊賞を制すなど、結果的にはレベルの高い相手と戦ってきた。

 迎える初の大舞台。かつて同厩舎に在籍したクロフネサプライズは、12年の同レースで15番人気ながら2着と好走した。「本追い切りを消化して、競馬にいくだけ」と自然体を強調する指揮官。前走がフロックではないことを、根性娘が仁川で証明してみせる。

提供:デイリースポーツ

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