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幸の血が騒ぐ ケイアイノーテック一撃/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2017年12月15日(金) 18時00分
 騎手の起用法が多様化した今は、かつての長浜調教師と河内騎手(現調教師)のような「名コンビ」が少なくなってきたように思う。それでも好相性を残すコンビ、そうでもないコンビというのはあるもので…。

 例えば、中内田キュウ舎に川田が騎乗した時の成績は勝率20.8%、複勝率に至っては47.2%。ほぼ半分が馬券に絡んでいる。対照的に、なぜかあまり結果が出ていないのが平田キュウ舎と幸のコンビだ。

「たまたまなんだろうけど、幸がウチの馬で勝ったのは、イースターパレードだけなんだよな」(平田調教師)

 2006年の開業以来、先週までに76回騎乗依頼しているが、そのうち勝ったのは15年10月の平城京S(1600万下=イースターパレード)だけというのだから、相性は悪く思えるが…。トレーナー自身が「たまたま」と話しているように、単に巡り合わせが悪かっただけ。人気馬に乗った時は、それなりに上位には来ているところまでチェックしないと、真実は見えてこない(ちなみに2着は8回、3着は5回)。

 で、本題の朝日杯FS。平田キュウ舎の素質馬ケイアイノーテックに騎乗する幸がどんなレースを見せるのか、坂路野郎は気になって仕方ない。

 最終追い切りでは幸自身が騎乗し、坂路で4ハロン50.8秒の猛時計をマーク。「それでも幸さんは“まだ一杯じゃなかった”と言ってました。もともと攻め駆けするとはいえ、調教後半の馬場で、あれだけのタイムはなかなか出ない。動きも申し分なかったですね」とは担当の佐々木助手だ。

 前走のデイリー杯2歳S(3着)は新馬勝ち以来、5か月ぶりの実戦で、初重賞挑戦と条件が厳しかったが、ひと叩きした今回は確実に変わり身を見せてきそう。「中内田&川田」の高打率コンビ=ダノンプレミアムに、「平田&幸」の1勝コンビ=ケイアイノーテックが、どう立ち向かうかに注目だ。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

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