14、15年の
フェブラリーSを連覇するなど、歴代最多となる統一ダートG1・11勝を挙げた
コパノリッキー(牡8歳、栗東・村山)の引退式が6日、京都競馬最終レース後に行われた。セレモニーでは、芝コースをキャンターで流して最後の雄姿をアピール。別れを惜しむファンから歓声が上がった。今後は種牡馬として血統を継承する任務が待っている。
15年
フェブラリーSを勝った時のゼッケン「4」を着けた栗毛が、淀の芝コースを軽快に駆け抜けた。歴代最多となる統一ダートG1・11勝。金字塔を打ち立てた
コパノリッキーに、多くのファンが別れを惜しんだ。“ラストラン”の手綱を握った
武豊が「芝の走りはいいねえ(笑)。この馬でG1を5つ勝たせてもらった。いずれ
リッキーの子どもでG1を勝ちたい」と語ると、管理した村山師は「11個も大きなプレゼントをもらった。頭が下がる思いです」と感謝を口にした。
今後は北海道日高町のブ
リーダーズ・スタリオン
ステーションで種牡馬となる。“Dr.コパ”でおなじみの小林祥晃オーナーは「種付け料は80万円。安いお金で種付けしてもらいたい。60口は既に満口になった。
リッキーに芝も走らせたかったんだよね。
ラブミーチャンなど花嫁候補はいるが、牧場の人に芝でも活躍できるような花嫁をお願いしたい」と大きな夢を語った。
提供:デイリースポーツ