「
京成杯・G3」(14日、中山)
想定こそしていたが、矢野師は苦笑いを浮かべるしかなかった。
ジェネラーレウーノが10日、追い切りで若さを露呈した。美浦Wで
グヴィアズダ(3歳未勝利)を7馬身近く追走、みるみる差を詰め、直線で一気に
トップギアに入ると、パートナーを抜き去った。ところがだ。突然、ソラを使って減速し、どんどん引き離すどころか、わずかに0秒2先着に終わった。タイムは4F52秒2-38秒5-12秒6。
逃げて連勝中と能力面に疑う余地はない。唯一の不安を精神面と話していた師は「状態はいいけど、最後は見ての通り。レースではやらないと思うけど…。経験を積んで改善しないといけないけど、当分はレースをしてみないと分からないって言葉が続くかな」と、首をかしげる。それでも「持っているものが素晴らしい。体が強くて心肺機能が素晴らしい」と能力には自信がある。だからこそ動きがもどかしい。
本気で走るか、遊んで走るか。最後まで豪快な走りを続ければ、師の苦笑いがうれしい笑顔に変わるはずだ。
提供:デイリースポーツ