「根岸S・G3」(28日、東京)
来月のG1・
フェブラリーSへつなげたい昨年覇者の
カフジテイクが24日、再コンビ結成となった福永を背に、栗東坂路で単走追い。水気を含んだチップでもラスト1Fは12秒6にまとめ、好調をアピールした。昨年2着の明け8歳馬
ベストウォーリアも元気いっぱいの動きを見せた。
チャンピオンズC7着からの巻き返しを狙う
カフジテイクは、栗東坂路で福永を背に最終追い切り。前半はゆったりとしたペースで入り、ラスト1Fで鞍上から合図が送られるときっちりとした足取りで4F53秒8-38秒8-12秒6をマークした。
「少し反応が鈍かったから気合をつけておいたけど、動きは良かったよ。昨年よりも踏み込みがいいし、体の使い方もしっかりとしているね」。伝わってきた好感触に2走ぶりに再コンビ結成となった福永はうなずく。
昨年秋は悲願のG1奪取を狙ったが、盛岡・
南部杯は先行策実らず4着。そしてチャンピオンズCはゲートが甘く、後方からの競馬で流れが向かず7着。白星どころか馬券に絡むこともできなかった。前走後は在厩で乗り込んでしっかり態勢を整えてきた。
「体調は変わりなくいい状態で来ているよ。(最終)追い切りもいつもよりも素軽く見えました」と湯窪師。体調は高いレベルで安定している。
目指すのはG1獲り。「ここは内容じゃないよ。もう、その段階の馬ではない。結果を出さないとG1には出られないから」と福永が気合を入れれば、師も「今後に向けて賞金を加算したい。今回の目的はそこですね」と断言した。
過去3戦全勝と
パーフェクトな東京のダート1400メートル。弾みをつけて、もう一度、頂点の座を狙うためにも、今回は負けられない。
提供:デイリースポーツ