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【きさらぎ賞】ダノンマジェスティ試金石の一戦 左にもたれないようにリングバミ採用

デイリースポーツ
  • 2018年01月30日(火) 06時00分
 「きさらぎ賞・G3」(2月4日、京都)

 期待の良血馬ダノンマジェスティが、無傷2連勝での重賞初Vを狙う。全兄は昨年の皐月賞アルアイン。昨年末の新馬戦でも単勝1・4倍と圧倒的1番人気の支持を集めた。超スローでもリズムを崩さず、中団で脚を温存。メンバー最速の上がり3F33秒0の末脚で3馬身半差をつけ、人気に応えてみせた。

「スローの瞬発力勝負に強いことは分かったね」と音無師は手応え十分に振り返る。「お兄ちゃんの方が大型だし、違う馬だと思う。テンに脚を使う展開でどうかだね。走る馬なら結果を出してくれるはず」と力が入る。

 24日の栗東坂路の1週前リハでは、上がりをスッと伸ばして4F53秒3-38秒6-12秒7。指揮官は「時計は出したくなかったからね。ほぼ、馬なり。動きも変わってないし、体も同じだよ」と冷静だが、キャリア2戦目での重賞挑戦は期待の裏返しでもある。左にもたれた初戦を踏まえ、対策としてリングバミを採用。万全の態勢を整えて決戦に臨む。

 初戦で手綱を取った和田の騎乗停止処分で、厩舎所属の松若を鞍上に迎える。「一戦一戦が大事。今回でどれだけの馬か分かるだろう」とトレーナーは試金石の一戦と位置付けた。4戦目の毎日杯で重賞初Vを飾った兄を超え、2戦2勝でのタイトル奪取へ-。多くの名馬を輩出した出世レースで、一気にクラシックの主役候補に名乗りを上げる。

提供:デイリースポーツ

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