「
きさらぎ賞・G3」(4日、京都)
好調をアピールだ。
皐月賞馬
アルアインの全弟
ダノンマジェスティが31日、栗東坂路で併せ馬。新コンビの松若を背に、自己ベストの4F51秒1を計時して先着した。ジョッキー、厩舎ともに連覇が懸かる一戦。無傷2連勝でレース史上最少キャリアVを決めるか。
躍動感が違った。
ダノンマジェスティの最終リハは、栗東坂路で
スティッフェリオ(4歳1000万下)との併せ馬。新コンビの松若を背に僚馬を追走すると、左右からハミをかけられてしっかり加速する。力強くウッドチップを跳ね上げて、4F51秒1-37秒8-12秒5の自己ベストで1馬身先着。初戦は直線で左に大きくもたれたが、この日は真一文字に駆け上がった。
鞍上は「追い切りには初めて乗りましたが、競馬で見せた癖も感じませんでしたし、いい時計で上がってきてくれました。動ける態勢だと思います」と好感触。音無師も「いいんじゃないかな。真っすぐ走っていたし、時計も出ている。古馬相手に先着しているから」と合格点を与えた。
中間はもたれる面を考慮し、リングバミを取り入れた。トレーナーは「効果は競馬に行かないと分からない。ただ、きょうも抜け出してから真っすぐ走っていたし、心配はいらないと思う」と期待する。「まだ一戦しかしていない。未知の魅力もあるし、その反対もある。競馬を教えながら、勝たさないといけないからね」。結果と内容を求め、今後につながるレースにするつもりだ。
新馬戦で騎乗した和田が騎乗停止処分となり、鞍上に自厩舎の松若を指名。調教師、騎手ともに昨年の
アメリカズカップに続く連覇が懸かるが、「去年は人気がなかったから。同じ気持ちで冷静に乗れるか」と音無師。託された松若は「連覇は特に気にしていません。いいチャンスをもらったので、しっかり乗って結果を出したい」ときっぱり。師弟コンビでタイトルをつかみ、さらなる飛躍の足掛かりにする。
提供:デイリースポーツ