「
東京新聞杯・G3」(4日、東京)
デビュー前からその背中を知っている。だからこそ、4歳になった
サトノアレスの今が、いかに成長しているかもよく分かる。
東京新聞杯で
サトノアレスに騎乗するのは柴山だ。「久々に競馬で乗れるので、結果が出せるよう頑張ります」。勝ち上がった2歳9月の中山未勝利戦(16年8月)以来の実戦騎乗に1日、目を輝かせた。
朝日杯FSを勝った後、ス
プリングS4着、
皐月賞11着とクラシックロードに乗り切れず、勝ち星も昨年7月の
巴賞のみにとどまっているだけに「早熟」の声も聞かれる。しかし柴山は「2歳のころは緩いまま走っていたけれど、今はそういうところもなくなっています。トモの入りなんかしっかりしてきてますから」と明確に否定する。
これまでの実戦騎乗は、札幌の新馬戦2着と未勝利勝ちの2鞍だが、3歳になってからも調教にはしばしば乗ってきた。「適性はマイルだと思います。特に東京のマイルはいいはず」。自らが乗り込んできた馬だからこそ分かる。2度目の重賞制覇に導く。
提供:デイリースポーツ