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【京都記念】レイデオロ上々の動き 代打鞍上・バルジューも手応え「いい感じ」

デイリースポーツ
  • 2018年02月08日(木) 07時01分
 「京都記念・G2」(11日、京都)

 昨年のダービー馬レイデオロが7日、始動戦へ向けて上々の動きを披露した。追い切りは美浦Wで3頭併せ。ルメールの騎乗停止により、代打騎乗となるバルジューがまたがり、軽快な動きで先着を決めた。今回の結果次第でドバイ遠征プランもあり、質と結果が求められる一戦だ。また、同世代の皐月賞アルアインは栗東CWで併せ馬。こちらもパートナーを一蹴したが、池江師のジャッジはやや辛口だった。

 ギアを一段上げてきた。美浦Wで3頭併せを行ったレイデオロは、トゥルーラヴキッス(5歳500万下)、ラボーナ(4歳1000万下)を5Fから追い掛け、4角で並び掛けるとそのままの勢いで抜け出し、両馬に2馬身先着。5F69秒0-38秒8-12秒6の時計を記録した。

 またがったのは騎乗停止中のルメールに代わり、今回の一戦でコンビを組むバルジュー。第一声で「ベリーグッド。動きはいい感じだった」と声を弾ませた。「パワーがあり、乗りやすい。一流馬の雰囲気を兼ね備えている。本当にいい馬」と絶賛。かなりの手応えをつかんだ様子だ。

 中間は1週前に初めて併せ馬を行ったものの、パートナーの走りに合わせる形で本格的なものではなかった。しかし、今週はしっかりと併せてきた。藤沢和師は「早い段階で併せ馬をすると気持ちが高ぶるから」と説明。一段一段じっくり階段を上るように、始動戦へ向けて仕上げてきた。その結果がこの日の最終追いの内容だ。「スッと動けていたね」。初陣としては満足のいく状態に仕上がっている。

 ドバイシーマクラシック・UAE・G1(3月31日・メイダン)への参戦プランもあるが、師は「まずはここで」と目の前の一戦に集中する構え。ただ、目指すのはV以外にない。代打騎乗の鞍上も「このチャンスを生かしたい」と意欲を見せる。それぞれこの一戦に懸ける思いは違うものの、見たい景色は同じ。ダービー馬の威厳を示し、ゴールを先頭で駆け抜けるシーンだ。

提供:デイリースポーツ

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