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【デイリー杯クイーンC】マウレア充実!格上の先輩馬と互角以上の動き

デイリースポーツ
  • 2018年02月08日(木) 06時00分
 「デイリー杯クイーンC・G3」(12日、東京)

 姉に続け!13年桜花賞アユサンの全妹マウレアが7日、美浦Wで併せ馬を敢行。古馬オープン馬と互角以上の動きで併入を決めた。昨年暮れの阪神JFで3着した実績の持ち主。初のタイトルが懸かる一戦に、上々の仕上げを施した。また、1番人気のフェアリーSで6着に敗れたテトラドラクマは、美浦坂路で3頭併せ。最先着を決め、巻き返しへの態勢を整えた。

 肌を刺す冷たい北風が吹き荒れるなか、マウレアが美浦Wで最終リハを敢行した。5Fで3馬身先行したベストマッチョ(5歳オープン)を見ながら、直線は内へ潜り込んだ。強めに追われるパートナーの動きに合わせるように、終始手綱は押さえられたまま。最後まで大きなアクションもなく、そのまま馬体をそろえてフィニッシュラインを駆け抜けた。

 レースが行われるのが月曜。通常なら4日前に追い切る厩舎が多いが、手塚師は「金曜にゲートをやりたいので、きょう(追い切りを)やった」と意図を説明し、5F70秒5-40秒3-13秒3のタイムに、「時計はこんなもの。もう中身はできているし、問題ない」とうなずいた。

 連勝で挑んだ前走の阪神JFで3着と、初黒星を喫したが、トレーナーは「ちょっと直線でごちゃついたところがあったからね。それでも最後は差を詰めていたし、内容としては悪くなかった」と悲観はしていない。

 その後はいったん放牧でリフレッシュ。当初からここを目標に早めに帰厩し、5本の併せ馬を織り交ぜながら、今季初戦に万全の態勢を敷いた。「先週でアラアラできているし、本数もやってきた。体は前走(446キロ)と同じぐらいで行けると思う」と、重ねて仕上がりの良さを強調した。

 全姉は13年の桜花賞アユサン。まずは初のタイトルゲットで、偉大な姉にまた一歩近づきたい。舞台は再び負け知らずの東京コース。大切な一戦に「自信を持って行ける」とキッパリ言い切った。

提供:デイリースポーツ

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