「
京都記念・G2」(11日、京都)
いざ、海の向こうへ-。結果を求められる、重要な一戦を迎える
クロコスミア。準オープン突破後に府中牝馬Sを制し、続く
エリザベス女王杯は2番手から二枚腰を発揮して首差2着と健闘した。夏を境に、馬体が減らなくなったのが何より。西浦師は「思うようにトレーニングができる分、力をつけた」と充実ぶりに目を細める。
昨年の
ドバイターフ優勝馬
ヴィブロスに、2戦連続で先着したことは大きな自信になった。「春はドバイが目標」。指揮官がこう掲げるように、
ドバイターフと
ドバイシーマクラシックに登録済み。「この馬は良馬場も道悪も走る。条件を選ばないから連れて行きたい。行かないとチャンスはない」と遠征に意欲を見せる。
ホッコータルマエで14年から3年連続でドバイワールドCに挑戦。結果は16、5、9着と振るわなかったが、日の丸を掲げ、君が代を聞くことを夢みるようになった。14年、レース後のタルマエが腸炎を患い、ドバイの診療所で入院したことも忘れられない。「現地の人たちと関係が深くなったし、余計にドバイで勝ちたい思いが強いんだ」と力を込める。
G1馬4頭が出走する
京都記念。「
皐月賞馬やダービー馬を負かしたら、文句なしに招待されるでしょ」。結果を残し、夢の実現へと歩みを進める。
提供:デイリースポーツ