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【フェブラリーS】ゴールドドリーム陣営「プール調教で可動域が広がった」/ねぇさんのトレセン密着

  • 2018年02月13日(火) 11時00分
 今週は今年はじめてのGI、フェブラリーステークスですね。昨年、JRAで行われる年2回のダートGIを両方制したゴールドドリームに注目が集まるのは必至でしょう。さらに中央ダートGI三連覇もかかっています。「そう聞くと凄いですね」と担当の木下厩務員は目を丸くします。

 振り返れば昨年の中央ダートGIの主役だったにもかかわらず、まだ“絶対王者”という安定感は感じられません。スタートで後手を踏むことがあったり、その影響もあってか結果が出ないときの負けっぷりがあまりに大胆なのでそういうイメージを抱いてしまうのかもしれません。現に平田師も昨年のチャンピオンズCの直前まで「スタートで極端に後手を踏まなければ…」と決して強気ではありませんでしたから。

 でも、その問題のスタートですが、東京競馬場では決して悪くはないのです。

「そうなんですよ。ゴールドドリームは東京だとスタートで遅れないんです。東京のダート1600mはスタートの直後は芝を走りますが、それがいいのかも。この馬はゲートの芝が得意なわけではないんですがね」(木下厩務員)

 なるほど。2コーナー奥からスタートを切る東京ダート1600m。芝からダートへ変わる切れ目に驚く馬がいたり、芝そのものを苦にする馬がいたりします。逆にここが得意な馬は、芝で行き脚がついて他場よりスムーズに走れるものですが、ゴールドドリームはこのタイプなのでしょう。

 スタートが良くなってくれればそれに越したことはないのでしょうが…。「とにかく他の馬と一緒に出て、後手を踏まないで」と平田師をはじめ陣営は声を揃えます。

 ゲート難を克服するべく、昨年秋からはじめたプールでの調教は現在も続けています。

「水中で前脚を大きく前に掻き出す動作も、可動域を広げるのに役立っています」(木下厩務員)。

 昨年のドバイワールドカップでは最下位に敗退。砂をかぶり過ぎて、濃い鹿毛のゴールドドリームが「栗色になってしまった」(平田師)という苦い思い出があります。この雪辱を果たすためにも、ここで結果を出してドバイ遠征にこぎつけて欲しいものです。

(取材・文:花岡貴子)

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