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ケイティブレイブを管理する目野哲也調教師
――本日、70回目のお誕生日おめでとうございます。
目野 ありがとうございます。
――改めて、優勝した
川崎記念を振り返ってください。
目野 ケイティの力をいっぱい出したレースになりました。満足しています。
――久々の逃げ切り勝ちでしたが、これは作戦ですか?
目野 そうですね。この馬は逃げたほうがいいですね。思ったとおりのレースになりました。
――今回は変則の中17日の競馬となりますが、この中間の気配は?
目野 元気ありますよ。うん、毎日見ています。大丈夫です。
――最終追い切りは坂路で51.6-12.5。動きの
ジャッジは?
目野 これは(時計の速い追い切りを)やるつもりはなかったんですけどね。このくらいの時計が出るということは(速いタイムで)走る脚があるということ。期待しています。
――
フェブラリーSは昨年と同じローテーションとなりましたが、今年は
川崎記念を勝っています。ここにきて更に良くなっている点はありますか?
目野 別に良くなっているということはないんですけどね。年をとるごとに力はついていると思います。
――昨年は8枠15番で6着という結果でした。今回、勝利をつかむにはどのあたりがポイントになりますか?
目野 枠はどこでもいいです。直線が長いので。心配はないですね。
――そして、31年調教師として過ごされて今回が中央GIへの最後の参戦となります。31年を振り返っていただけますか?
目野 競馬に携わって幸せだったことは確かにありますけどね。しんどいこともたくさんありました。
ストーンステッパー(注:1997年
フェブラリーS2着馬)で負けてますので、ここでね、あのときの想いをひっくり返して勝ちたいと思いますので応援してください。
――先生のGIラストチャンスです。改めてファンの皆さんにメッセージをお願いします。
目野 馬自体は元気で出走できますので。最後のGIレースとして完璧に馬はいってくれると思います。僕は僕なりに自信を持って出します。いつでも勝つことしか考えていません。皆さんも応援してください。よろしくお願いいたします。
(取材・文:花岡貴子)