「
チューリップ賞・G2」(3日、阪神)
抜群の瞬発力だ。28日栗東CWで、
リリーノーブルが切れ味鋭い動きを披露した。
レクイエム(3歳未勝利)の2馬身後方からなだめながら追走。直線で内へ入れるとスパッと切れて、ラスト1Fは11秒4。パートナーを1秒1差引き離し、置き去りにした。
全体時計は5F68秒2。手綱を取った川田は「少し気持ちの強過ぎるところが出てきていますが、直線の動きは、改めて素晴らしいなと思いました」と納得の表情を見せた。
阪神JFでは終始、
ラッキーライラックにマークされる展開。早め先頭から踏ん張ったが、わずかにかわされて2着に泣いた。リベンジの春。いきなり、そのラ
イバルと激突する。「前走は中1週でレースが詰まっていた分、ケイコが軽めでした。今回は仕上げやすかったし、最終追い切りもさすが、と思わせる動きでした」と藤岡師はうなずく。
桜花賞への前哨戦。「今回はこの馬の競馬をさせるつもり。そこで相手がどんなレースをしてくるか。この一戦を踏まえて本番を考えたい」ときっぱり。あくまでも目標は次。それでも、勝ってラ
イバルにプレッシャーをかける。思いは熱い。
提供:デイリースポーツ