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ナックビーナスなど、オーシャンS厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2018年03月01日(木) 19時50分
 1着馬に高松宮記念優先出走権が与えられるオーシャンS(GIII・中山芝1200m)に美浦から出走する各馬について、関係者のコメント。

ナックビーナス(牝5・美浦・杉浦宏昭)について、杉浦調教師。
「前走(シルクロードS・GIII・5着)は京都の外枠でしたし、その分スンナリと回ってきて、どうしても気が抜けるような競馬になってしまいました。中山で好走していますが、良い枠が当たっているというのもあるかもしれないですね。今週(2/28)の追い切りの動き自体は問題ないものでしたし、ローテーションも予定通りで順調に来ています」

エポワス(セン10・美浦・藤沢和雄)について、津曲調教助手。
「前走(阪神C・GII・16着)は阪神の馬場が硬く時計も速かったので、この馬の持ち味を出せませんでした。今回は中間少し雨が降ったようですし、時計がかかる馬場になってくれればと思います。放牧で立てなおして状態は良いので、改めて期待したいですね」

スノードラゴン(牡10・美浦・高木登)について、高木調教師。
「前走のカペラS(GIII・2着)後は放牧に出ましたが、ここを目標に順調に来ています。前走はダートで2着と走ったように、中山の1200mは芝、ダートどちらも堅実ですね。道中脚を溜めて終いを生かすのが合う馬ですが、最近はある程度ついていけるようになりました。10歳ですが衰えはないですし、57キロの斤量なのも良いでしょう」

リエノテソーロ(牝4・美浦・武井亮)について、武井調教師。
「2走前(信越S・OP・7着)は返し馬では問題なかったのですが、待避所あたりで牡馬の影響があったのかはっきりわかりませんが、気持ちが萎縮しているようだったとジョッキーが話していました。前走(ターコイズS・GIII・6着)はそういう感じはなかったのですが、今回も待避所付近でどうなるかですね。牝馬限定戦の方が良いのは間違いないですが、番組もあまり選べませんし、前走できっかけを掴めたようなので頑張ってほしいです。

 先週の追い切りはまだ仕上がり途上でしたが、今週(2/28)の動きは良かったですね。2歳時に1200mで3勝していますが、今回は年長の馬たちとのレースでどこまでやれるかだと思います。やれそうなら次はGIに向かえばいいかなと思いますが、叩いて良くなる感じもありますので、この仕上がりである程度のレースができれば次も楽しみになりますね」

ロードクエスト(牡5・美浦・小島茂之)について、小島調教師。
「前走のシルクロードS(10着)は、京都の外枠が厳しかったですね。1200mは前に行った方が有利ですし、競馬も含めて調教でも1200mに対応できるよう調整してきています。今週(2/28)も馬を怒らせて走らせましたが、乗っているこちらがしんどいと思うくらいに伸びてほしいところで、終いフワッとしかけました。ただ道中息を入れるのが元々得意な馬なので、レースでは怒らせて前に行かせて道中息を入れられれば、最後にもうひと伸びできるでしょう。ある程度前に行って、この先に繋がるレースをしてほしいですね」

ラインミーティア(牡8・美浦・水野貴広)について、水野調教師。
「ウッドチップコースで追い切ると脚元が擦れるので、ダートで調教をしています。その効果で体も絞れてきました。前走(シルクロードS・18着)はスタートが悪く掛かり気味になりましたし、追い込みのきかない馬場だったので仕方ないですね。叩き良化型なので、前進を期待したいです」

キングハート(牡5・美浦・星野忍)について、星野調教師。
「休み明けを叩いて体が引き締まってきましたし、先週、今週(2/28)と続けて良い動きをしています。ずっと使い詰めだったので、前走の前に放牧に出してリフレッシュしたのは良かったのですが、前走の結果を見ると休み明けが影響したかもしれません。普段は大人しい馬ですが、競馬の前にメンコを外すと気合いが入ります。ジョッキーも以前一度乗っているのでわかっていると思いますし、順調に使っていければ今年もまた頑張ってくれるでしょう」

(取材・文:佐々木祥恵)

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