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ディープ・キンカメ産駒不振のトライアル/フィリーズレビュー展望

  • 2018年03月07日(水) 06時00分
 桜花賞トライアルだが、距離が短く回りも内回りで、本番との関連性はあまり高くない。しかし、牝馬限定戦としては貴重なGIIで、1着賞金も5200万円。短距離志向が強い馬にとっては、ここが最大目標になるケースもあり得る。もちろん、桜花賞の優先出走権獲得に燃える馬も多数参戦して、毎年フルゲートの混戦になる。

1.スプリンターの素質が開花する

 一昨年の勝ち馬ソルヴェイグは、3か月後に函館スプリントSを制して、スプリンターズSでも3着に入った。2014年の勝ち馬ベルカントは、サマースプリントシリーズを2回制覇する名スプリンターに育ったし、2009年の勝ち馬ワンカラットは古馬1200m重賞を3勝した。

2.クラシック血統は不振

 ディープインパクト産駒は過去7頭が出走して[0-0-1-6]。過半数の4頭が3番人気以内に支持されていた。キングカメハメハ産駒も[0-1-1-3]と、二大種牡馬の産駒はこのレースでは苦戦を強いられている。

3.大型馬に要注目

 昨年の勝ち馬カラクレナイは478kg、一昨年の勝ち馬ソルヴェイグは460kg、2014年の勝ち馬ベルカントは470kg、2013年の勝ち馬メイショウマンボも470kg。それ以前も498kgのフレンチカクタス、492kgのワンカラットと、パワーに自信がある大型馬が力量を発揮しやすいレース。


 モルトアレグロリエノテソーロマテラスカイを出したスパイツタウン産駒で、パワフルな外国産馬。成長途上ながら前走で476kgと、牝馬らしからぬ堂々たる馬格を誇る。関東馬ながら関西への輸送経験が豊富な点も強調材料だ。

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