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ステルヴィオなど、スプリングS厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2018年03月16日(金) 11時00分
 3着まで皐月賞(GI)の優先出走権が与えられるスプリングS(GII・中山芝1800m)に美浦から出走する注目馬4頭について、追い切り後の関係者のコメント。

ステルヴィオ(牡3・美浦・木村哲也)について、木村調教師。
「先週の追い切りは抜け出してからソラを使って遊ぶところを見せていました。今週(3/14)はゴール板を過ぎてもソラを使わないようなシチュエーションを作って追い切りましたが、いつも通り動きは良かったです。暖かくなってきて体も良くなってきましたし、精神面は元々問題のない馬で、高いレベルで状態はキープできています。

 前走(朝日杯FS・GI・2着)は道中ゴチャついた場面はありましたが、終い良い脚を使って頑張ってくれました。前走後はノーザンファーム天栄に放牧に出て疲れを取りました。昨年秋の2戦は毛ヅヤが冴えませんでしたが、今回は良い状態でこちらに戻ってきています。

 いつも一生懸命走ってくれますし、いろいろな競馬場で安定して走れる馬です。あとはこの馬のパフォーマンスを発揮できるよう、健康な状態でレースを迎えられるように調整します」

ゴーフォザサミット(牡3・美浦・藤沢和雄)について田辺裕信騎手
「前走(共同通信杯・GIII・4着)は急かせば行けたかもしれませんが、ダラダラしそうなリズムだったのであの位置からの競馬になりました。今回はそのあたりが変わってきてほしいです。元々緩いところがありますし、1度使って状態がグッと上がってくる馬ではないですが、攻め馬を順調に積んでいるのは良いと思います。

 同じ後ろからの競馬になるとしても、前を射程圏に入れて脚を溜めるのが理想でしょう。中山は東京のように流れが淡々となりづらいので、コース替わりは良いかもしれないですね」

ルーカス(牡3・美浦・堀宣行)について、森調教助手。
「前走(ホープフルS・GI・6着)は道中力んだところもあるなど、気性面での幼さが出てしまいました。それが最後の伸びに影響したのかもしれません。帰厩後も順調に調整できていますし、先週しっかり負荷をかけた追い切りをして、併せたアルバートより手応えも良かったです。

 今週(3/15)は3頭併せで追い切りましたが、終いしっかりと脚を使っていて動きが良く、気性面のコントロールもうまくできていて、状態は良さそうですね。前走はチークピーシーズを着けていたのですが、気性面での矯正は必要ないと判断して中間も外していますし、レースでも装着せずに臨みます。

 普段からの馬の取り扱いに気をつけたり、乗っての馬と人間とのコンタクトを中間も重視しながら調整しているのですが、そのあたりが生きているのかなと思います」

マイネルファンロン(牡3・美浦・手塚貴久)について、手塚調教師。
「前走(フリージア賞・500万下・2着)は急仕上げでしたが、あれだけやれましたし力はありますね。2000mの前回は途中から掛かるようなところもあったので、1800mも合いそうです。トモの感じも良くなってきましたし、全体的にしっかりしてきましたので、ここでも楽しみです」

(取材・文:佐々木祥恵)

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