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レッドファルクス尾関師「同じ轍を踏まないようチャレンジ」/高松宮記念共同会見

  • 2018年03月21日(水) 19時20分
 昨年、一昨年とスプリンターズS(GI)を連覇し、得意の中京コースで3つ目のGI制覇を狙うレッドファルクス(牡7・美浦・尾関知人)が、ウッドチップコースで最終追い切りを消化。追い切り後、尾関調教師が共同記者会見に臨んだ。

(今年初戦となった前走の阪急杯・GIII・3着を振り返って)
「目標の高松宮記念に向けてどのレースをステップにしていこうかと考え、高松宮記念と相性の良い阪急杯でスタートをしました。レースの内容としては、枠もちょっと内だった分もあって、外に出すために少し下げざるを得なくなって、後ろからの競馬になりました。

 (勝ち馬まで)もう少しだったのですが、しっかり脚を使っていましたし、勝てなかった以外はここに向けて良い内容だったと思います」

(そこから本番まで1か月、調整過程は?)
「レースはそれなりに走ったので疲れは当然ありましたが、その疲れが取れて、徐々に上げていったという感じですね」

(その調整過程の中での1週前追い切りについて)
「直前はある程度、競馬に直結する追い切りをしたいと思っていたので、1週前は心肺機能を高めるような長めの追い切りでと考えていましたので、もう少しテンの入りから長く負荷をかけるような追い切りにはしたかったのですが、入りが気持ちゆっくりになってしまいました。

 ただしっかり動けていましたし、馬自身は順調でしたので、ある程度は予定通りに来れたかなと思っています」

(それを踏まえての今朝の最終追い切りは?)
「先行馬を追走して、直線で(その馬の)外に併せて終いは強めにという感じでした。先週少し入りが遅くなりましたので、先行馬にはある程度入りからしっかり先行するようにという話をしました」

(今週はテーマ通りの追い切りができた?)
「先行した馬は1000万条件ですけど能力の高い馬で、しっかり前に行ってくれましたし、ファルクスはそれを追いかけて内容のあるしっかりした追い切りができたかなと思っています」

(これまでDコースで追い切ることもあったが、今回ウッドチップコースを選択した理由は?)
「先週の時点でDコースで追い切ろうかなと思っていたのですが、昨日の雨もありましたし、自分でも歩いてみてどっちにしようかなと考えたのですけど、1番で追い切っている馬たちの蹄音を聞いて硬いかなとも感じたので、ウッドチップにしました。

 あとは1度競馬を使っていますので、最後の追い切りはそんなに長い追い切りをしなくていいかなという頭もあってウッドチップを選択しました」

(昨年のこのレースでは優勝に手が届かなかったものの、中京コースは相性が良いが?)
「中京の最後が3着と敗れた高松宮記念(3着)なのですが、それまでのことを考えると、名古屋に行ったら馬が元気になるなというイメージではいます」

(速い時計で走ったこともあるが、馬場状態の希望は?)
「去年も急に雨が降ってきましたので、こればかりは何とも言えないですけど、いろいろな馬場も走ってくれていますし、与えられた条件は皆一緒ですからその中で頑張ってくれると思います」

(今回の作戦は?)
「レースに関してはそれ自体が生き物ですし、この馬をジョッキーが1番わかってくれていると思いますので、全権委任というイメージです」

(枠順については?)
「言ってもしようがないですし、希望を言って違うところになっても嫌ですからね(笑)」

(このレースに勝つと、JRAのスプリントGI完全制覇となるが?)
「そうですね、昨年の最優秀短距離馬にして頂いて、このレースを目標にするのは当然ですし、まだ準オープン、オープンの駆け出しで走っていた頃には、この馬でGIに臨めるとしたら高松宮記念ではないかというのが念頭にあり、そのスタートがCBC賞(GIII)での勝利でした。

 昨年のこのレースでは人気にして頂いて期待に応えられませんでしたが、その反省も踏まえて、同じ轍を踏まないようチャレンジしていくので、何とか勝ってもらいたいなと思っています」

(では最後にファンの皆様にメッセージを)
「昨年の最優秀短距離馬というタイトルに負けないような走りをお見せしたいとスタッフ一同思って送り出しますので、皆様にもまた応援して頂ければと思います。よろしくお願いします」

(取材・文:佐々木祥恵)

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