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【大阪杯】スワーヴリチャード 動きも出来も満点!ミルコも成長実感

デイリースポーツ
  • 2018年03月29日(木) 06時00分
 「大阪杯・G1」(4月1日、阪神)

 春の国内中距離王を決める一戦。有力馬2頭が28日、栗東CWで不安なしを思わせる動きを披露した。G1初勝利を狙う4歳馬スワーヴリチャードは軽やかに駆け抜け、前走の金鯱賞Vからさらなる上昇を告げる。一方、1年3カ月ぶりのG1制覇をもくろむサトノダイヤモンドは、新パートナーの戸崎圭を背に併せ馬できっちり先着。復活に向け、着実な良化ぶりをアピールした。

 栗毛の馬体が弾む。単走で栗東CWを発進したスワーヴリチャード。手綱を取るM・デムーロと呼吸を合わせつつ直線に向くと、馬なりのまま滑らかなフォームを繰り出した。余裕の手応えで計時したタイムは6F83秒3-39秒3-12秒3。

 右回りで内にモタれる悪癖を出すこともない。満点の動きで最終調整を追え、M・デムーロは「競馬を1回使っているので馬なりで十分。落ち着いているし、いつも通りいい状態です」と状態について太鼓判を押す。「初めて乗った頃と比べるとパンパンでムキムキになった。大人になりました」と成長した姿に目を細めた。

 始動戦の金鯱賞を快勝。当面のライバルとなるサトノダイヤモンド(3着)を下し、競馬界の新エースに名乗りを上げた。庄野師は「前半はスローもあり行きたがったけど我慢できた。追いだしを我慢できる手応えだったし、強い内容だった」と胸を張った。

 今回の鍵は右回りに尽きる。昨年の皐月賞有馬記念では、2戦とも直線で内にモタれて伸びあぐねた。それでも指揮官は「最後に苦しくなると右にモタれてしまう。でも、あの頃から成長しているし、ジョッキーも4回目。ある程度余裕を持っていければモタれることはないのでは」と分析。鞍上は「有馬記念は外々を回らされたから疲れてしまった。右回り自体は問題ないと思います」と課題克服に自信の表情を浮かべた。

 「そろそろG1を勝ちたい」と話した鞍上の言葉に、うそ偽りはない。飛躍を誓う4歳春。まずは1つ目の勲章を獲りに行く。

提供:デイリースポーツ

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