「
ドバイターフ・UAE・G1」(31日、メイダン)
昨年の覇者
ヴィブロスは28日、芝コースへ。現地で調整をともにする
ディアドラと準備運動を済ませ、後輩
秋華賞馬を誘導するかのようにゆったりと発進。2頭それぞれ単走という形で日本勢の大トリを飾った。
向正面からピッチを上げて直線へ。鞍上の合図に鋭く反応し、最後は弾むような脚さばきでフィニッシュ。5F70秒8-38秒8-11秒9に、友道師は「直線だけ追ってもらいました。動きを見ても具合は良さそう」と満足そうにうなずいた。
経験が生きている。人も馬も今回が2度目のドバイ遠征。「去年は半信半疑なところがあったけど、今年は去年の実績もある。馬も成長してパワーアップしているから」と師は自信を見せる。現地入り後、前走(
中山記念8着=436キロ)から約10キロ減ったが、「カイバを食べているし、水も飲んでいる。着いて1週間で戻っているよ」と力強い。
雨にたたられた昨年と異なり、今年は好天が続く。「今年は踏んでみても全然違うね。馬場はこういうパンパンの方が合う」と師。昨年以上のパフォーマンスが出せる環境は整った。あとは、世界を驚かすだけだ。
提供:デイリースポーツ