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大レースにつながる一戦、スタミナが重要/アンタレスS展望

  • 2018年04月11日(水) 06時00分
 上半期の大一番・帝王賞に向けて、ダート中距離路線の出発点となるレース。2011年までは京都の開幕週に行われていたが、マイラーズCと入れ替わる形で阪神の最終週に移ってきた。直線に坂がある阪神に替わったことで、より底力が要求されるようになった印象がある。

1.次代のスターが巣立っていくレース

 2013年のホッコータルマエや、2011年と2012年に連覇したゴルトブリッツがのちに帝王賞を制しているし、かつてはゴールドアリュールタイムパラドックスが勝ったレースでもある。これからGI戦線に駆け上っていく勢いがある馬が有利で、過去10年の勝ち馬のうち7頭は前走を勝っての臨戦だった。

2.長い距離をこなすスタミナが問われる

 阪神に替わって以降6年間の勝ち馬のうち、5頭までは1900m以上のレースからの距離短縮だった。唯一の例外である2015年のクリノスターオーにしても、その時点でダート1900m以上の重賞を2勝の実績の持ち主。長い距離での実績は勝ち負けのための必須項目となっている。

3.背負っている馬は勝ち切れない

 58kg以上の斤量を背負った馬は過去10年で[0-3-4-12]と勝ち切れていない。2003年に別定戦になって以降での例外はゴールドアリュールただ一頭。ハンデ戦の時代は重い斤量が好走していたが、別定になってからは苦戦を強いられている。


 グレイトパールはダートに転向して連勝で昨年の平安Sを制した。1800mを使うのは初めてだが、レース傾向からはスタミナの豊富さをむしろ強調できる。ダノンプレミアム皐月賞を回避したことで、乗り慣れた川田将雅騎手が騎乗できるのも、この馬にとってはプラス材料だ。骨折で1年近く間隔が開いたのは不安材料だが、素質の高さに期待したい。

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