「
皐月賞・G1」(15日、中山)
初騎乗の内田博の感触は抜群だ。
若葉S5着からの巻き返しを狙うG1馬
タイムフライヤーは11日、栗東坂路で体をほぐし、CWで
アンタレスSに出走する
ユラノト(4歳オープン)との併せ馬。3馬身後方から追走し、コーナーで内から並び掛ける。直線半ばで追いだすと、力強く末脚を伸ばし、6F79秒0-36秒7-12秒3の好時計で、きっちりと首差先着を決めた。
美浦から駆けつけたベテランの表情も明るい。「すごくいい伸びをしていました。時計も速かったし、最後までしっかりと走れている。状態もいいんでしょうね」と自然と声が弾む。松田師は「トモが流れず、踏み込みがいいからスッと反応できるんでしょうね。きょうの追い切りは完璧に動けていました」と満点の評価を与えた。
12年の
ゴールドシップ以来となる
皐月賞Vがかかる鞍上は、「僕自身、イメージがつくレースですし、馬が中山で勝っているのも自信になる。期待されていると思うので、恥ずかしくないレースをしたい」と意気込む。同じ舞台のG1覇者が、新コンビの名手とともに誇りを取り戻す。
提供:デイリースポーツ