スマートフォン版へ

【天皇賞】チェスナットコートG1初挑戦Vだ 勢力図塗り替える

デイリースポーツ
  • 2018年04月25日(水) 06時00分
 「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)

 一気に頂点へ。成長急な4歳馬チェスナットコートが、G1初挑戦で重賞初制覇の偉業に挑む。今季は条件戦を連勝すると、重賞初挑戦となった日経賞でも2着に好走。目下の充実ぶりは目を見張るものがある。鞍上は、春盾で3勝を挙げている名手・蛯名。ベテランの手綱に導かれ、古馬中長距離路線の勢力図を塗り替える。

 キタサンブラックがターフを去り、混戦模様を呈する春の盾。今季の活躍が目覚ましい4歳世代にも、勢力図を塗り替えるチャンスは十分ある。

 なかでも注目はチェスナットコート。17年5月21日の初勝利まで6戦、期間にして半年もの時間を要したが、そこから急成長。わずか1年足らずでG1の舞台まで上り詰めた。この類い希な伸びしろを武器に、一気に頂点を狙う。Vなら、重賞未勝利馬の春盾制覇は12年ビートブラック以来6年ぶり。初勝利から1年未満でのVは、03年ヒシミラクル以来の快挙だ。

 ハーツクライ産駒は春盾で勝ち星を挙げていないが、14年から4年連続で2着と、高い長距離適性を示している。同馬も「距離を延ばしてから一戦ごとに力をつけてきた」と安藤助手が話すように、徐々に血統の良さが出てきた。スタミナは豊富。さらなる距離延長は望むところだ。

 重賞初挑戦となった前走の日経賞で2着。安藤助手は「展開が向いたとはいえ、よく追い上げた。最後は切れ負けしたけど、止まってはいないし、長くいい脚を使っている」と内容を高く評価する。しかも「中山は合わないと思っていた」と振り返るように、本質的に小回りコースは不向きなタイプ。広い京都なら、さらに持ち味を生かせそうだ。

 前走から中4週。肝心の状態面も「先週は馬なりでほぼ同入。坂路はあまり動かないけど、少しずつ良くなっているようですね」と仕上げ人は脚力強化を感じている。大阪杯を制した同期スワーヴリチャードに負けじと、活気づく4歳馬が淀で躍動する。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す