「天皇賞(春)・G1」(29日、京都)
日経賞で初タイトルを得た
ガンコが、好調をキープしたまま長距離戦線の頂に挑む。
25日、栗東坂路での最終リハ。ゆったり入って徐々に加速。スッとギアを入れ替えるスムーズな登坂は、操作性の高さをうかがわせる。4F54秒4-12秒3。やや控えめな時計だが、前夜から降りしきる雨で馬場も悪かった。松元師に調教プランから任された藤岡佑は「いい感じでした。乗りやすい馬ですからね。状態は維持しています」と笑顔で感触の良さを伝えた。
4走前にダート路線から芝の長丁場に切り替えると、1、3、1、1着と一気にブレーク。3200メートルの適性について、鞍上は「さすがに走ったことがないので分からないけど、スタミナが危ういと思ったことがまだない」と胸を張る。勢いは断然。初めての大舞台でも、正攻法で臨むだけだ。
提供:デイリースポーツ