スマートフォン版へ

今年は地方馬にもチャンスあり! 地元記者が混戦かきつばた記念を徹底分析!

  • 2018年04月29日(日) 18時13分
 4月30日、名古屋競馬場の1400mで行われる中央交流重賞のかきつばた記念。今年これまで、短距離の交流重賞は2レース開催され、高知の黒船賞(1400m)は兵庫のエイシンヴァラーが勝って、浦和のブルドッグボスが3着。大井の東京スプリント(1200m)では船橋のキタサンミカヅキが2着、大井のサブノジュニアが4着、ブルドッグボスが5着と、このところ地方馬が奮闘している。今年は、前述したなかからエイシンヴァラーブルドッグボスの2頭が参戦。とくに後者は一昨年の本レースの2着馬でもあり、短距離重賞の実績という点でも主力としての期待がかかる。

 実際、ハンデ戦に衣替えした昨年は、いきなり地方馬が勝利。52キロのトウケイタイガー(兵庫)が逃げ切った。勝ち馬以外にも53キロのタイニーダンサーJRA)が4着、ラブバレット(岩手)が5着と軽量馬が善戦。別定戦の頃を振り返っても52キロのラブミーチャン(笠松)が3着2回、エーシンクールディ(笠松)が4着、ピッチシフター(名古屋)が4着、コーリンベリーJRA)が1着と、軽量馬の活躍が目立つレースとなっている。

 以上のことを踏まえると、53キロで出走できる地元・名古屋のカツゲキキトキトに注目したいところ。これまで交流重賞で2着1回3着3回の実績もさることながら、前哨戦の東海桜花賞を勝ち、昨秋にはゴールド争覇トウケイタイガーを下している。1400mで中央相手は初めてになるが、守備範囲と考えていい。東海桜花賞カツゲキキトキトに1・1/2馬身差の2着に健闘したポルタディソーニ(名古屋)も51キロで臨めるだけに、侮れぬ存在になってきそうだ。

 中央勢では、黒船賞で2年連続2着のキングズガードが筆頭格だろう。ただし、前走の黒船賞エイシンヴァラーとの斤量差が1キロから2キロに広がったのは気になるところで、さらに先行有利の傾向が強い名古屋競馬場が舞台だけに、脚質的な不安は否めない。過去10年で中央馬が8勝しているレースだが、今年は地方馬で十分に太刀打ちが可能なのではないだろうか。
(取材・文=「中日スポーツ」記者・森徹也)

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す