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【かしわ記念】予想をする際に注意するのは“フェブラリーSとの違い”

  • 2018年05月01日(火) 18時10分
 船橋競馬場で行われる唯一の(JBCを除く)GI、それが「かしわ記念」。毎年ゴールデンウィーク中に行われることもあり、1年で最も船橋が熱くなるレースです。

 そんなかしわ記念を一言で表せば、まさに“ガチンコ”だということ。船橋は広く大きいスパイラルカーブになっており、地方の競馬場の中でも走りやすい。JRAや他地区から来るジョッキーたちも乗りやすいと話していて、枠順による大きな不利もないのが特徴。直線も308mと比較的長め(最長は大井の386m、最短は名古屋の194m)で差しも決まる形態だけに、1600mのかしわ記念はスピードとスタミナの両方が要求されます。

 データを見るとJRA交流になった1996年以降、JRA15勝、地方7勝。特に近10年は地方馬は11年フリオーソの1勝のみと、馬券はどうしてもJRA馬中心になりますが、ポイントは近10年で1勝と意外と1番人気が勝たないレースであること。そしてすでにGIを勝っていた馬が8勝と強いレースであることが挙げられます。

 今年はフェブラリーS組が人気になりそうですが、一つ気に留めておくべきなのは着順に関係なく、フェブラリーで5番手以内に4コーナーを回った馬に注意が必要なこと。これはメンバーとコースの違いによるものです。今年のフェブラリーSが前半1000m58秒3だったのに対し、昨年のかしわ記念は同61秒5。ワンターンのフェブラリーSとコーナー4つのかしわ記念とではペースが全く違います。そして直線の長さも東京は501.6m。前半のペースが速く、追い込みが利くコース。これが今年のフェブラリーSでしたが、これがそのままかしわ記念に当てはまるかと言えばそうではありません。

 フェブラリーSを勝ったノンコノユメは典型的な追い込み馬。実力は確かなものの、かしわ記念の条件がいいとは言えません。また、同2着のゴールドドリームはゲートに不安があるタイプだけに初の船橋と久々のナイターが鍵になりそう。

 これらを考えれば、今年のかしわ記念も単純に人気通りには決まらないのではないか。そう思えてきます。(取材・文=スポーツニッポン記者・秋田麻由子)

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